(F)です。


 もう数年前の話ですが、近所のG湖の出来事です。


 私は一人で釣りに訪れておりました。


 アメマス狙いのタックルで釣りをしていました。


 数投目でガツッと衝撃が、沖には倒木が見えていました。


 「ああ、引っ掛けたな」そう思いラインを切ろうとしました。


 ラインを引っ張りその先を見ると、ラインは徐々に倒木と反対の方向へ


ゆっくりと動いて行きます。


 「???魚か?」慌てて合わせを入れるとゴンゴンと魚独特の感触が


伝わってきます。


 しかし、ドラグをしめているのにチリチリとラインは出て行くばかり、


 よりによって、倒木の方へと向かっています。


 「なんとか止めなくちゃ」 そう思った瞬間、ラインが切れてしまいました


 回収したナイロンラインは、すっかり伸び切ってヨレヨレの状態。


 「何だ、今のは・・・・????ゴッシーだ、ゴッシーに違いない」


 車に戻り、震える手で弟に電話。


 「やべえ、ゴッシーをばらした、ラインもヨレヨレだぁ」


 「姿は見たのか?」


 「見えねえからゴッシーだべ」


 「まぁ、なぁ・・・・」


 そうです、私たちはG湖で大きな魚をばらすとそれをゴッシーと呼んで


 怪魚扱いしているんです。にひひ


 おおよその正体は分かっていますが、それを言うのも野暮かとべーっだ!


 実はそれ以前にも親戚のM兄さんもゴッシーを掛けており、


その模様をすぐ隣でみていました。


 その時の様子はまた次回のおたのしみ   (続く)