★(転載)希望の牧場からです!! | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

早川日記さんからの転載です。

原発、被災動物のニュースからは暫く遠ざかっていましたが、いまだ全然解決はしていないんですよね。。


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http://ameblo.jp/bon-bon-boon/entry-11146504295.html#cbox

希望の牧場からです!!

http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/01/post_ccdf.html
※ショック画像があります。

2012.1.25
「希望の牧場~ふくしま~」 代表
吉沢 正己

去年、夏からの「希望の牧場~ふくしま~」へ
みなさまのご声援のもと、集会・街頭宣伝、
そしてサポーター基金へのご協力に感謝申し上げます。
みなさまの応援なしに、この冬期を警戒区域内の牛たちは生き残ることができませんでした。


(希望の牧場内で、ふれあう親子の牛の姿)

福島原発事故20km圏内となる警戒区域では
やがて三次帰宅が開始され、3月末・4月に警戒区域見直しが発表されます。


(食い込んだタテゴを外した直後、口から出血した牛)

1,000頭以上の生き残っている警戒区域内の牛たちは動き回る迷惑な邪魔モノとして、国・農水省の指示の下に県や役場が設置する多くの囲い込み用のパイプ柵に追い込まれ、やがて餓死か殺処分の運命が待っています。


(殺処分、追い込み用の冷たいパイプ柵)


(眠るように亡くなった生後まもない子牛、息を引き取る直前まで親牛が子牛を舐め続けていた)



畜産農家に対する殺処分の同意を求める国と県の圧力は日々強まっていて、
近所迷惑となった野良牛を処分しない場合は
損害賠償の裁判に訴えられるぞと、半強制的な態度に出る役人も中にはいます。

3月末、4月を目標にした警戒区域内の野良牛たちの整理(国による抹殺)は、
被ばく地・被災地における災害廃棄物(ガレキなどの)処理と同じ目線・発想に他なりません。



(原発事故後、亡くなった牛は埋葬できず牧場敷地内で白骨化した牛の死骸)

私たちがかねてより希望し要望を繰り返し国に伝えてきた
餓死でもない、殺処分でもない、第3の牛たちの生きる道を是非、
みんなの力で絶望的な状況の中でも負けずに作り出しましょう。

原発事故によるセシウム汚染地帯の浪江・双葉・大熊・富岡の各町の水田は、
コメ作りは不可能なまま、今後、荒廃化を続けるでしょう。
そこに電牧柵をめぐらし、1,000頭の牛たちを収容・保護すれば
立派な低コスト省力型の除染と環境保全管理の役目を担ってくれるはずです。
いずれ双葉郡被ばく地帯は、食用のコメ作りはできなくても
バイオ燃料用の作物なら望みはあります。
国の復興支援策は、もっと農家の目線・発想に着目してほしいと思う。

逆境である『警戒区域に囲い込まれて』、なお畜産農家の意地で、
希望の灯を自分達でつくる行動の年にしたいです。

牛たちに第3の生きる道を!
決死救命、団結! そして希望へ。


(吉沢 正己牧場長と救われたエム牧場~浪江農場の牛たち)