汚泥に放射性物質 16都道府県
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110614/t10013521941000.html
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、土などに付着した放射性物質が雨で流され、各地の下水処理施設で汚泥として蓄積されています。NHKが全国の県庁所在地を取材したところ少なくとも16の都道府県で汚泥などから放射性物質が検出され、中には汚泥の保管場所を「放射線管理区域」に指定する自治体も出ています。
福島第一原発の事故のあと、各地の下水処理施設の汚泥や汚泥の焼却灰から放射性物質が検出されていることから、NHKは全国の県庁所在地や都道府県などに聞き取り調査を行いました。その結果、少なくとも22の都道府県で汚泥などの検査を行い、このうち北海道から大阪までの広い範囲に及ぶ16の都道府県で実際に放射性物質を検出していたことが分かりました。
1キログラム当たりの放射性セシウムの濃度が最も高かったのは、
▽福島市の44万7000ベクレルで、次いで
▽東京都の5万5000ベクレル▽前橋市の4万2800ベクレル
▽宇都宮市の2万6000ベクレルなどとなっていました。
また、これとは別に
▽東京の下水処理施設では3月に行った簡易検査で17万ベクレルを検出していました。
土などに付着した放射性物質が雨で流され、各地の下水処理施設で汚泥として蓄積されているということです。このうち前橋市の下水処理施設では、汚泥の焼却灰の保管倉庫など2か所で放射線量が国の基準を超えたため、市は周辺を「放射線管理区域」に指定し、作業をする際はマスクの着用などを義務づけています。
また、これまでセメントの原料として汚泥を利用してきた業者が引き取りを拒んで、保管場所に困る自治体も出ています。さいたま市では今月2日以降、業者が引き取りを拒否しているため、1日50トンの汚泥がたまり続けているほか、長野市では焼却灰を保管する建物に、あと10日分ほどの余裕しかなくなっているということです。これまで下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出されたことはほとんどなく、濃度の基準もなかったことから、国は先月、10万ベクレルを超えたものは焼却処理などをしたうえで、容器に保管するなど、当面の方針を示しています。
しかし、福島県内に限った対応とされていることから、各地の自治体では国に対し、汚泥などの処分法について、早急に指針を示すよう求めています。汚泥などから放射性物質が検出されたのは、北海道、青森、山形、福島、栃木、群馬、茨城、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨、新潟、長野、静岡、大阪の16の都道府県です。
すぐに溜まってどうしようもなくなる事は予測できていたのに国は放置だもの
保身パフォーマンスになる事ばかりに注力して他は極めて杜撰になる菅内閣の震災対応事故対応がマジでおかしい
北海道、青森がいるのに
何故か宮城が入っていない。
隠蔽しているのか、神風が吹いたのか
下水処理場もすでに作業員は防護服着用してるらしいね
と思ってたら管理区域指定か・・・まずいな('A`)
ばっちり600キロ圏内の汚染がひどいということ。
チェルノブイリと同じくらいの範囲。
京都や大阪も東海地方と変わらない。
関西は大丈夫やと思ってる人多いみたいやけど
水道水の放射能値も全部「未満」で
政府は正確な値は発表してないし。
福島の住民が文部科学省の役人に
「福島県の小学校の校庭では放射線管理区域のレベルを超えてるんですよ。」
と問い詰めたときに、役人は
「放射線管理区域というのは放射線を扱う事業者に適用される法律で、一般住民には適用されません。」
と答えていた。
でもやろうと思えばちゃんとできるんだな。
大阪が入ってるってことは確実に和歌山や三重にも来てるんじゃないの?
土地の位置の特徴上、西日本でも最も東日本で起こった災害の影響範囲に入りやすい地域。
>>43
>すべての都道府県で計れよ
NHKスペシャル「シリーズ原発危機」
(仮)第2回 拡散する放射能汚染 ~下水処理施設からの報告~
で、明らかにするとみました。
肥料にもセメントにもできない汚泥
また海に流すしかないのか?
>>69
わからない。
大阪府でいつ検出されたのかがわからないとなんともいえない。
ホットスポットは天候しだいだから。
9時のニュースで大阪は1000ベクレル以下だったと思う
近隣の府県は測定していないんだろう
>>96
宮城は、そのうち海産物に出るよ
関東のホットスポットは柏市を中心にした半径15kmみたいだな
千葉、茨城で土壌から通常の400倍セシウム 筑波大調査
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011061490091808.html
2011年6月14日 10時18分
福島第1原発事故で筑波大は、福島県と首都圏東部の土壌汚染地図を独自に作製した。原発から200キロ近く離れた茨城県や千葉県の一部の土壌から、通常の400倍にあたる1平方メートルあたり約4万ベクレルの放射性セシウム137が検出された。健康に影響がないレベルだが、放射能汚染が広範な地域に及んでいることが裏付けられた。
4万ベクレルは、国が定める「放射線管理区域」の基準と同程度。筑波大の計算によると、コメの作付けが制限される濃度上限の40分の1程度で、健康には影響がないという。
調査対象は、福島県北部から千葉県北部にかけての南北220キロ、東西130キロ。東京都の一部も含まれる。筑波大アイソトープ総合センターの末木啓介准教授(核・放射化学)らが3月下旬から5月初旬、国道沿いの空き地など約110カ所で土壌を採取した。放射能がある程度拡散した3月29日時点に合わせ放射能の数値を換算、汚染状況を示した。実測データをもとに広範囲の状況を示した汚染地図は初めて。
半減期30年のセシウム137を見ると、茨城県南部や千葉県北西部の一帯が比較的高く、福島県いわき市と変わらないレベルになっている。茨城県取手市と千葉県流山市では1平方メートルあたり4万ベクレルを検出した。千葉県や茨城県では3月21日に雨が降っており、上空のセシウムが雨で地表に沈降し、集中したらしい。
原発から福島県北西部に向かって高濃度の汚染が広がる傾向は、文部科学省の調査と一致している。茨城県北部、西部から栃木県東部と埼玉県東部にかけては濃度が低かった。
末木准教授は「首都圏でも土壌汚染の濃淡が局所的にできている。比較的濃い地域でも普段の生活は問題ないレベルだが、全容を把握するにはより広範な調査が必要だ」と話している。
【放射線管理区域】放射線被ばくの恐れがあり、適正な被ばく管理が必要とされる区域。原子炉建屋や病院のコンピューター断層撮影(CT)の検査室など。放射線障害防止法や医療法などによって定められる。放射性物質による汚染密度1平方メートルあたり4万ベクレル(アルファ線を放出しない物質の場合)-などが設定基準。
(中日新聞)