※のんちゃんさんが電話された時の内容を追記で転載します。
殺処分には基本的には逆性石鹸のみとの回答が。
鎮静剤を打っても動けないだけで苦しさは同じなので、麻酔薬で安楽死が一番だと思いますが費用の点で難しいのでしょうか。
水とエサをやることが出来ない、ということであれば、元の畜舎に戻すというのはありえない選択ですよね。
>瀕死状態の家畜は 持ち主同意の上で、獣医師が逆性せっけんを注射して殺処分にする。
>解き放たれている家畜は 捕獲し、元の畜舎に戻すという。
この二点が気になったので電話してみました。
先に環境省の動物愛護管理室に電話したのですがこの件については分からないとのこと。
警戒区域の一時帰宅について聞いたところ、まだ具体的な日程は決まっていない、防護服や車両の手配などで時間がかかっているのではとの返答でした。
・逆性せっけんについて窒息して苦しむ死に方だが、事前の処置で鎮静剤などを使うのか(使っても苦しむそうです)。
・元の畜舎に戻すとあるが、戻した後で給餌・給水など世話をするのか、しないと餓死・衰弱してしまうがどうするのか。
と言うことを聞きました。
専門の詳しいグループがあるということで折り返しの電話待ちです。
今外である程度元気にしている家畜は捕獲せずにそのまま放牧状態にすることは出来ないのかも聞いてみます。
被曝しているので商品としてはもう利用できないのと、はっきり発表はされていないが今後10年単位でその地域は居住不可能になると思われるので。
↓
折り返し電話がありましたが、農水省のほうにはまだ福島県から詳細が上がってきていないとのことで、福島県に問い合わせてくださいとのこと。
なので番号を教えていただいて福島県の農林水産部 農林規格課に電話してみました。
024-521-●●●●
・衰弱した家畜がどれくらいいるかは不明だが、見つけた場合は飼い主に問い合わせてから処分を決める。
・殺処分については出来るだけ苦しまないように、鎮静剤などは使うとのこと。
・畜舎に戻すことについては、外にいる頭数はあまり多くないと見ている。
戻しても持ち主が避難所にいたりで世話も出来ないので、どうするか飼い主と相談してから。
・戻しても世話が出来ないと衰弱していくだけなので飼い主が希望しなければそのままフリーの状態もありうる。
・スクリーニングでOKなら圏外に移動するかについては、20キロから30キロ圏内についてはそうなっているが、今のところ20キロ圏内は国の指示が無くて未定。
というお話でした。
そして今日から始めた所なので、いっせいに殺処分とか捕獲などはできないということでした。
捕獲自体も簡単では無いと。
全体の話から記事にあるような方向でやる方針だが、人員が少ないこともありなかなか実施は難しい、畜舎に戻すと言うことも具体的には方針が固まっていないようでした。
※お忙しい中、担当者さんはしっかり応答してくださいました。
電話は苦手なのであれこれあとで聞きたいことが出てきましたが。。
疑問点がある方は手短に電話して聞いてみられると良いかと思います。
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のんちゃんさんが問合せされた内容。
http://ameblo.jp/tazimi/entry-10871975577.html#main
私も福島県の農林水産部、農林規格課に電話してみました。
本日から殺処分が…
の報道があったため、電話が殺到。
職員さんは電話対応に追われているようです…
そんな中でも、丁寧に応対してくださったことに感謝いたします。
まずは、
本日は現地調査に入ったところで、これから飼い主さんと連絡を取りながら、要望があれば殺処分を行う。
めったやたらに処分するわけではない、と言われました。
今日から処分、処分と捲し立てるメディアには、正直、困っているそうです。
あくまでも、「飼い主さんとの話し合いの上で」が基本であると。
そして、殺処分には逆性せっけんを使用し、鎮静剤については、たとえば牛が暴れて獣医師が危険にさらされる場合などに、鎮静剤でおとなしくしてから逆性せっけんで殺処分の場合もあるということで、通常は逆性せっけんのみの使用となるようです。
餌やり、水やりについては、放射能に汚染され、現地への立ち入りが禁止されている以上は何もできない。
『原発さえ、原発事故さえなければ、地震津波のあと、震災前と同じように家畜のお世話ができたはずだ。原発さえなければ…』
職員さんは、絞り出すようにおっしゃっていました。
憎き原発!
それが、正直な気持ちなんだと思います。
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警戒区域内で殺処分開始へ 福島県、衛生上の理由
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042401000514.html
福島県は24日、福島第1原発から半径20キロ圏の警戒区域内で死にそうになっている
牛や豚、ニワトリなどの殺処分を25日から始めると発表した。
県によると、原発事故で警戒区域に指定された地域の家畜殺処分に法的根拠はない。
しかし、捜索に入った警察から「家畜が死んだり、死にかかったりしている」との通報が
相次いでおり、衛生上の観点から決めた。
県の昨年10月のまとめでは、警戒区域内には376戸の畜舎があり、牛約4千頭、
馬約100頭、豚約3万匹、ニワトリ約63万羽が飼育されている。殺処分の対象となる
家畜の数は不明だが、県は既に国に対し、死んだ家畜も含めて損害賠償するよう
求めている。
25日は南相馬市小高地区に県家畜保健衛生所の職員6人が入り、瀕死状態の家畜は
持ち主同意の上で、獣医師が逆性せっけんを注射して殺処分にする。死亡している家畜には
うじなどの虫の発生を抑える消石灰を散布、ブルーシートで覆う。解き放たれている家畜は
捕獲し、元の畜舎に戻すという。
防護服を着用した職員らが放射線量を測りながら進める。5月中に警戒区域内の殺処分を
終えたいとしているが、高い放射線量が観測された双葉町、大熊町、浪江町で作業できる
見通しは立っていない。