関連ニュースをいくつか。
妊婦と乳幼児、村外避難へ…飯舘村が独自方針
最終更新:4月6日(水)11時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000347-yom-soci
福島第一原発事故で村内の一部が屋内退避区域(福島第一原発から20~30キロ圏内)となっている福島県飯舘村は、近く村内の妊婦と乳幼児を一時、村外に避難させる方針を決めた。
妊婦と3歳以下の乳幼児(付き添いは保護者1人まで)が対象。50人程度を見込み、滞在費を負担する方向で県と調整している。避難先は、福島市内の温泉宿泊施設などが候補にあがっており、準備ができ次第希望者を募る。
同村は、大部分が屋内退避圏外だが、村内の小中学校などの敷地内で3月28日、大気中の放射線量が1時間あたり13・2~17・7マイクロ・シーベルト観測されており、村民に安心感を与えるため、村独自の措置として行うことにした。
汚染水放水で「漁業が崩壊」 全漁連が東電会長に抗議文
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110406/dst11040611500020-n1.htm
福島第1原子力発電所から放射性物質を含んだ汚染水が海へ放出されている問題で、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の服部郁弘会長らが6日、東京都千代田区の東京電力本店を訪れ、一刻も早い放水中止を求める抗議文を勝俣恒久・東電会長に手渡した。
服部会長は「漁業関係者に何の相談もなく汚染水放水を実行し、許し難い。無責任な対応に怒りを感じる」と抗議。勝俣会長が「指摘を真摯(しんし)に受け止め、最大限努力したい」と応対すると、漁業連側が「最大限ではなく(汚染水を)、海に流さないという決意を」と迫る場面もあった。
抗議文では汚染水の放水を「我が国の漁業を崩壊に導く」として、政府と東電の決定を厳しく非難。漁業関係者の被害に対する補償を求めている。
福島第1原発では4日から、低濃度の汚染水計約1万1500トンの放出が続けられている。
福島第1原発:汚染水放出 農相「連絡なかった」
2011年4月5日 11時11分 更新:4月5日 11時17分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110405k0000e040035000c.html
鹿野道彦農相は5日の閣議後会見で、東京電力が福島第1原発から低レベルの放射性物質を含む汚染水を海洋に放出し始めたことを受けて、水産物の検査を強化する方針を明らかにした。地元自治体に協力する形で新たに茨城県の那珂湊港などで魚介類の調査に乗り出す考えを示した。更に、茨城県沖で漁獲されたコウナゴから高濃度の放射性ヨウ素が検出されたことに関連し「(放射性ヨウ素の規制値が設定されていない)水産物について、食品安全委員会に検討していただきたい」と述べ、基準作りを働きかける意向を表明した。
一方、汚染水放出について、「枝野幸男官房長官の記者会見まで(農林水産省には)どこからも連絡がなかったのは遺憾だ」と、不快感を示した。