原発30キロ圏内、1~2万人とどまる | きじとら☆茶とら+はちわれ

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原発30キロ圏内、1~2万人とどまる

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9812609&newsMode=article

政府が福島第一原発から半径派達20~30キロ圏内の住民に自主避難を促してから一夜明けた26日、推計1万~2万人がこの区域内に依然としてとどまっていることが各自治体への取材で分かった。
 この区域にかかる福島県の9市町村は、防災無線などで住民に避難するよう説得を続けている。しかし、一部の畜産農家や高齢者の家庭などが残ることを希望しているほか、いったん区域外に逃れたものの長引く避難生活に疲れて自宅に戻る人も多く、残留人数の正確な把握すら難しい状況だ。


 各自治体によると、圏内にとどまっているのは南相馬市が大半で、ほか田村市は約600人、いわき市約150人、浪江町約150人、川内村約80人、広野町約50人、飯舘村約60人、葛尾村約50人。楢葉町は区域内に住民はいない。
 人口約7万人の南相馬市は25日までに希望者約5000人をバスで県外に避難させた。「残った人は1万~2万人とみられるが根拠はなく、はっきりしない」としている。


 市では26日、小中学校などで住民に米や乾パンを配給。その際に氏名を記録し、何人が残っているのかを調べ始めた。政府が自主避難を促したことで「避難指示が出るのでは」「ガソリンはどこで手に入るのか」などの問い合わせが相次いでいるという。


 福島市の避難所に約10日間避難した後、南相馬市の30キロ圏内の自宅に戻ったという会社員の男性(62)は「国が自主避難しろというのは中途半端。ガソリンもないし、どこへ逃げればいいのか。もう振り回されたくない」と反発する。
 田村市の担当者も「食料や燃料の調達が徐々に改善し、原発が小康状態になったこともあって、避難した人の中に戻ってきている人がいる」と話している。

(2011/03/27 10:29)