プールに破損があれば放水は無駄ところか汚染した水を大量に海と土壌に撒き散らしていることになります。
電源が通ってもあの状態ではとても冷却装置やポンプなどが無事とは思えず。
もう政府は冷静にとか直ちにとか言ってないで・・・現状を正直に話して、今からでも避難範囲を拡大するべきでは。。
プールの破損、冷却装置の復旧不可能の場合の方策はちゃんと考えてあるんでしょうかね??
これまでの後手後手を見る限りはその時になってから考えるような気がして恐ろしいです。
結局は中国からコンクリートポンプ車を提供してもらうらしいので、それを石棺作りに転用するのかとも
思いましたが、熱を発している間は石棺が作れないから一体どう収拾を付けるつもりなのか幾ら考えても分かりません。
何かウルトラC的な解決策があるとは思えないですし。。

3号機水位不明…プール破損なら放水漏出の恐れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000559-yom-sci
3号機ではプール容量の2・5倍に上る放水が実施されているが、水位は依然として不明のままだ。
4号機については、プール自体が破損している可能性も指摘されている。
プールでは通常、冷却水を循環させながら燃料を冷やしているが、地震で循環が止まり、水が過熱して蒸発している可能性がある。
京都大原子炉実験所の宇根崎博信教授は「3号機に初めて放水した際、水蒸気が激しく噴出したことから見て、水は極めて少なかったはず。途中で拡散したり、プール以外にかかったりするため、実際にたまった水は放水量の数分の1ほどではないか」と指摘する。
3、4号機のプールがある原子炉建屋は爆発などに伴って破損しており、がれきがプール上部をふさいでいる可能性も否定できない。
プール自体が壊れていれば、せっかく放水しても、水漏れで水位が回復していない可能性がある。米紙ロサンゼルス・タイムズ電子版は18日、米原子力規制委員会の見解として、4号機のプールの壁か床が破損している可能性を指摘した。
プールの周囲は、水面がある階の床から、さらに約1メートル高い壁で囲まれている。そこからあふれた水は通常、緩く傾斜した床を流れ、建屋内の排水溝に集まる。これが地下のタンクにたまる仕組みだ。
その後、ポンプで廃棄物処理建屋に送られ、放射性物質の希釈などの処理が行われるが、停電でポンプは動いていない。排水が流れる配管が機能しているかどうかも確認できていない。
林勉・元日立製作所原子力事業部長は「建屋が壊れているため、放水された水が建屋外に漏れ出す可能性は否定できない。放射性物質を取り込んだ水が、土壌に染み込む可能性もある」と指摘する。
原子炉建屋から流れ出した水が海に流れ込み、放射性物質で汚染される可能性もあるため、経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は21日の記者会見で、放射性物質の監視について、東電と協議を始めたことを明らかにした。
読売新聞 3月21日(月)19時58分配信