猫のフィラリア予防・2 | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

昨日の記事を書いてからネットで猫のフィラリア症について調べてみました。

発見が難しく、感染が分かっても確立された治療法が無いということで予防が一番大事なようです。

ということで、今月中に予防薬を使うことにしました。


●日本では4%ほどがかかっているといわれているが、発症後に急速に衰弱・死亡するため原因不明の急死とされることが多いため感染率は実際にはもっと高いと思われる。

●感染初期の症状は、嘔吐・咳や呼吸困難など(HARDと呼ばれる症状)、食欲低下、体重減少、元気消失

●急性期の症状として、痙攣や失神などの神経症状が現れることもある。

●感染後期(フィラリアの成虫が死滅する頃)の症状は、発症すれば非常に重く、急激に肺障害が進んで突然死するケースがある。肺動脈で死滅したフィラリアの虫体に対して、猫の体が急激なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を示すことで発生しその結果、肺動脈に炎症や塞栓症が起こり、その多くが急性肺障害に移行して突然死をまねく。この症状はたった1匹のフィラリアに対しても発生する可能性がある。

ミクロフィラリアの検出は、猫の場合検出不能のことが多く、生前の原因特定が難しい病気の1つ。(このため、元気だった猫の、心臓病等の原因でもあるといわれている)

●犬はフィラリアが100匹感染すると、約75匹が成虫になる、猫の場合は成虫になるのも3~10匹だけだがわずか1匹の寄生で、死に至るケースがままある

●猫フィラリアは検出が難しく、たとえ発見できても治療法が確立されていないため定期的な予防が大切。

約10年前に精度の高い検査を猫ちゃんに日本全国で行なったところ、猫100匹中の8.5匹がフィラリア症にかかっにかかった経験があり、 突然死の原因として重要な病気であると位置付けらた。

●完全室内飼いでも家と外の出入り自由でも同じように感染している。室内のみの飼育でも予防は必要。


きじとら☆茶とら

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※参考にさせていただいたサイト


にゃんこ先生のblog 2009年4月10日 (金)猫のフィラリア感染症

今では、「診たことない。」ことを、自信満々におっしゃる獣医さんはおられないと思います。報告、情報が多くなり、解ってくるにつれ、「診逃している。」のかもしれないと、思わずにはいられないからです。「診たことがない。」のではなく、「診断したことがない。」というのが正しいのです。

それは、何も、診断したことのない獣医さんの技量の問題ではなく、確定的な証拠をつかむのが難しいからなのです。猫のフィラリア感染率は、犬の10~20%ですので、犬のフィラリア症を10症例診る機会があれば、猫のフィラリア症を1例は診ていたはずという計算になります。そんなに、高確率で、猫のフィラリア症を診断する機会は、まず、ありません。

本来は犬の寄生虫であるフィラリアは、猫の体内で生き残る数が少なかったり、十分成熟しないために、通常のフィラリアに反応させる試薬での検査では検出できません。検出できる可能性が高いのは、抗体検査といって、今までにフィラリアと免疫反応を起こしたことがあるかという検査ですが、これも、フィラリアが猫体内に永く寄生できず死んでしまった場合は、検出されないことがあります。それでも、猫へのダメージは1年以上にわたり残ってしまうのです。


先日、開催された猫のフィラリア症のセミナーでのお話ですが、猫の突然死の3分の1が肥大型心筋症、3分の1がフィラリア症、残りの3分の1は、脳腫瘍など他の要因なるデータがでたそうです。恐るべし、フィラリア症です。そして、症状的には、「吐く」というのに注意しなければならないとのこと。「よく吐くんですけど、大丈夫でしょうか?」「猫は吐くの普通ですよね?」本当に、よくお受けする質問です。そのうち、何%がフィラリア症なのか。そんな、データも、今後、公表されてくることでしょう。

よく、「外へは出ないから…。」「家で蚊を見たことがないから…。」ということで、予防は必要ないとお考えの方もいらっしゃいますが、データ上は、室内のみでも屋外へも出る場合でも、感染率に差は無いんだそうです。正直、そのデータには、私自身も半信半疑でしたが、ショッキングなことに、うちのにゃんのアレルギー検査をしたら、「蚊」が陽性に出たのです。私は、自宅で蚊に刺された事なんてないように思うんですが…。アレルギー検査は、今までに接触したことのないものには陽性に出ませんので、間違いなく、うちのにゃんは、蚊に刺されたことがあったのです。確かに、マンションのエントランスでは蚊に刺されたことがあります。そのまま一緒にエレベーターに乗って同伴帰宅することもあるのでしょう。自宅では、むしろ、私達ヒトよりも体温の高い猫達を好んで吸血していたから、私は自宅では蚊に刺されることがなかったのかもしれません。

フィラリア予防は、蚊に刺され始めて1ヶ月以内にスタートします。ここ1ヶ月の間に、感染してしまったかもしれないフィラリアの子虫をまとめて退治します。あらかじめ、感染しないようにする薬ではありません。ですので、「蚊がいなくなってからのもう1回」を最後にしなければ、退治されずに残った子虫が成長してしまいます。


猫のフィラリア症(犬糸状虫症)

http://www.petwell.jp/disease/cat/firaria.html

猫にもフィラリア予防を!

http://www.12pal.com.au/heartworm_of_cat_index.htm

杉並区獣医師会  猫のフィラリア症

http://www.s-vet.com/client/c_filaria.htm

ちちぶ動物病院  猫のフィラリア症

http://chichibuanimalclinic.com/setsumei/nekofila/index.htm

猫フィラリア予防について 高橋動物病院

http://www.fah-takahashi.com/iryou/cat02.html


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