私は、ディズニー映画は、勿論、幼少期から、よく

知っていた。ミッキーマウス、ドナルドダック等は、

1960年代、私が、年齢ひとけたの頃から、鉄腕

アトム、オバケのQ太郎と共に、私らのアイドル・シン

ボルだった。他にも、映画の白雪姫、ピーターパン、101

匹ワンちゃんなど、当時、親に映画館に連れてもらって観た

ものだ。それから、だいぶブランクがあったと思うけど、

平成に入ってから、ディズニー映画の新作が、次々、制作

され、封切りになった。平成に入ってからの、第一作目が、

「美女と野獣」だと思う。第二弾目が、「アラジン」(画像上)

である。あとは、「ライオン・キング」「ポカポンタス」等。

私は、昭和末に、やっと、病気が落ち着き、これから、私は、

世の中のものを、うんと楽しむのだとばかり、映画オタクにも

なったのだ。そのころは、私は、もう壮年にもなる年齢だったが。

とにかく、ディズニー映画は、理屈抜きに文句なく楽しめる。

これは、軽蔑の意味で言ってるのではないが、頭を使わないで、

諧謔出来る。中でも、印象に残ってのが、前述「アラジン」で

あるが、これは、主人公の貧しい青年、アラジン(タイトル同上)

が、お姫様のジャスミンに恋をするのだが、高嶺の花すぎるのだ。

そこで、ランプの精霊、ジーニーに、ウィッシュを託すという、

単純な話しだが、私が、ジーニーが、初めて、アラジンに逢った時、

言ったセリフで、気に罹ったのが、「あなたの願い、何でも叶えた

げるよ。ただし、これだけは、絶対ダメ!というのが、三つだけある。

それは、ひとつ目は、人を殺すというのと、ふたつ目は二人以上の異性

を好きになるというのと、三つ目は、死んだ人間を生き返らすというやつ、

気持ち悪いでしょ?」当時の私は、ひとつ目と三つ目は、勿論、すぐに

納得したが、ふたつ目は、??と、思ったものだ。皆さん、察して欲しい。

私は、子供の頃から、ダウン症の病気であり、恋愛とか、女性を大好きに

なるなんて余裕が無かったのだ。私は、平成になってから、遅まきながら、

恋愛のことを真剣に考えるようになったが、例のジーニーのふたつ目の

セリフは、当時は、複雑で蒼ざめる気持ちになったものだ。その時期、

まったく、キャリアも知識もなかった私である。

 まあ、それは、ともかく、例のランプの精霊ジーニーの声を当てて

たのが、外国のコメディアン、ロビン・ウィリアズム氏だということは、

あとから知った。彼は、アメリカの志村けんだと云われてるとな。氏が

主役を演った「フック」「トイズ」は、私も大好きな映画だ。