私は、自己啓発というか、多いに啓蒙された書籍
と云えば、敢えて言うなら、五井昌久氏の著書の
数々ですね。このかたは、一般的には有名なひとで
ないけど、白光真宏会の開祖の方です。私は、小さい
時から、統合失調症の病気のため、大変なワガママ坊主
でございました。物事を合理的に考える、という姿勢を、
もう持とうとしなかったのです。したがって、私は、
弱輩の時期は、まわりの人たちから、まともな扱いされ
ませんでした。どこに行っても。当時の私にしてみれば、
「なぜ、オレばっかり、きらわれるんだろう」と、人生に
右往左往するだけでした。しかし、80年代前半ころから、
馴染みの書店で、五井昌久氏の著書を何気なく見つけ、
拝読したのですが、{人間の運命は、他でもない、その人
の、心の想い、行ないが作ってゆくものなのです。}という、
教えに、気が留まりました。これは、今では、小学生だって
分かってることなのかも、知れませんが、当時、永いこと
迷っていた私には、多いに啓蒙された教えでございました。
私は、昭和末、漸くにして、「そうか、ぼくが、今迄、どこ
行っても、四面楚歌の状態だったのは、ぼくが、あまりにも、
我儘だったからなのか。」と目が醒めたのです。当時の
流行語では、ワガママのことを、自己チューとか言って
たっけ。(笑)このころから、やっと、私は、真面目に
働くようになり、人には、礼儀を尽くすようになり、公序良俗
をきちっと守るようになったのでした。病気が二級判定になり、
外来で通院している病院からも、以前は大量にもらっていた
薬も、グーンと数が減って、一日、一回、2~3錠の小さい
薬で済むようになりました。五井昌久尊師といえば、{世界
人類が平和でありますように・・}という、お祈り事が有名
なので、聞いたことがある人もいると思います。とにかく、
自己管理の大切さを、きっちり教えてくださったかたが、
五井先生でした。小生が、尊師の存在を知らず、病気が重い
ままだったら、小生は、とうの昔に夭折していたでしょう。