後悔していること

 

 

 

 

 

 

1963年(昭和38年)ころ、私は、幼少の

時期でしたが、当時、私たち子どもの間で、大人気

だった三大アニメといえば、「鉄腕アトム」「鉄人

28号」、そして、画像の「8マン」でした。

本作は、平井和正氏原作、桑田次郎氏作画です。

平井和正氏は、幻魔対戦シリーズで著名だと思います。

本作は、週刊少年マガジン連載であり、当時、秋田

書店から、単行本全5巻が出ました。8マンのマンガ

連載は、作者が不祥事を迂闊にもやらかして、連載

打ち切りとなり、最終回は、アシスタントが代打で

書いたとのことですが、8マンの、おしまいの回は、

えーと、彼の変身前は、探偵の、東 八郎なわけですが、

彼は、自分の正体が、恋人の、さち子にバレてしまい、

8マンは、どことなく行方をくらましてしまうという話し

だという。でも、最終回は、単行本未収録です。8マン

は、主題歌を歌ったのが、克美しげるであり、彼も問題

起こしたから、最終回はオクラにされたらしいのだ。

私は、就学生のころから、コミックスの本作全巻持って

るが、最終回は、「超人類の挑戦篇」で終わっている。

やがて、秋田書店の8マンシリーズは、絶版になったが、

かねがね、平成の始めに、マンガの8マンは、別の出版社

から、復刻版が出た。すでに、秋田書店の8マンシリーズ

を全巻持っていた私は、見向きもしなかったが、最近になって、

本復刻版は、最終回の話しを、作者の桑田次郎さんが、実に、

約30年ぶりに、新たに書き下ろして、それを収録したと、

今になって知った。私は、例の復刻版を買っとくんだったと

後悔している。是非、読みたかったものだ。