20年くらい前の話しである。2003年
(平成15年)の、半ば頃、僕は、長年の
過労がたたったのか、肉体生理的に躰を壊した。
それ以来、妄想、情緒不安定等に悩み、当時の、
主治医の先生と、とうとう、談判決裂し、20代
の時から、実に21年も世話になった診療所を
僕は、クビになった。その後、医大に代わったが、
僕の、頭の分裂状態は継続した。僕は、病院の外来
のほかにも、役場の精神福祉相談員にも、カウンセリング
を周期的に受けるようになった。僕は、いのちの電話
にも、TELLしていたから、それだけ、頭の整理整頓が
ついてなかったんだなァ。我ながら、もっと、落ち着け
なかったものか。僕は、当時、病院の診察が終わった
後も、カウンセリングの時間が終わった後も、どうにも
不安が停まらず、また、外来の時間でもないのに、先生がた
が、勤務中であるにも、かからわず、再度訪ねて、「あのぅ・・
まだ、お話ししたいことがあるんですが・・」という、
節操のないことをやったものだ。まるで、ダダっ子の
子どもじゃ。先生がたは、苦笑いしながら、「おっと、
ダメダメ、今日は、お話しすることは全部お話ししました。
あなたも、規則を、ちゃんと守って下さい。」
僕は、まったく、いい歳して、赤ちゃんだった。
でも、なんだかんだ言って、病院の薬、そしてカウンセリング
が効いて、僕は、自然に徐々に良くなっていった。
今では、すっかり元気である。当時、迷惑をかけた先生がた
には、幾重にも謝りたい。皆さん、統合失調症の病人は、
こんなもんです。理解してやってください。ぼくだって、
おんなじことを、何度もくどくど言ってくる人物は、
「いい加減にしろ!」と、言いたくなります。ああ、本病気
を治す薬、処方はないものか。神様・・。
