今だから言えること

 私は、小さい頃から、統合失調症である。

 私が、アラサー、アラフォーだったのが、

1990年代、2000年代である。

 私は、当時、10代、20歳前後の頃に

比べると、だいぶ、落ち着いて来たが、

相変わらず、毎日、情緒不安定を抱えていた。

私は、「人間は、いつか死ぬもんなー。なのに

なんで、わざわざ生まれてきたのかなー」という

迷妄に悩み、私なりに、死について、説いた

哲学の本とか、宗教の本とか、まあ、読んでたっけ。

 私は、他にも、答えのない悩みをいろいろ考えて

たなー。私の、当時の愛読書のひとつは、週刊プレイ

ボーイでした。{なんだ、女の裸と水着は好きだった

のか!!}と、言うなかれ。週刊プレイボーイだって、

インテリの読む本ですぞ。本誌は若者のバイブルだ、

と、当時、私は、思ってました。夢を持った、若者に

いろんな道の、先輩、先達が、深い話ししてましたぞ。

 例えば、名まえは、忘れたけど、アメリカの某文豪

に、氏の日本の読者が質問したんですね。

その質問とは、

 

{先生、人間の生の最大の目的とは、一体何ですか?}

氏の解答は、

{そんな、質問、とても、答えようがないよ。そんなの、

それこそ、一千万通りの答えがあんだし、この地球上の人間

の数だけ、答えがあんだしね。そんな質問、創造主だって、

頭を抱えるよ。}

 私は、「答えになってないよー」と、思ったなァ。

 それと、本誌は、当時、岡本太郎氏も、よく、若い人に

道を説いていたが、氏に、これまた、若い読者が質問した。

{先生、簡単に聞くようですが、人は、いつか死ぬのに

なぜ、生きなきゃなんないんですか。}

すると、氏の解答は、

{フフフ、それじゃ、僕も、簡単に答えることにしよう。

人は、死ぬから生きるのさ。}

 私は、これまた、答えになってない!と思った。

 

 でも、それから、数十年経ち、私は、今年で、御年65

である。私は、現在は、これらのものは、愚門愚答のやりとり

だと思うし、質問するほうも、なんで、こんなこと、真剣に

訪ねてたんだろう?と思っている。現在は、私は、こんな問答

関心なくしている。オレも、年取ったんだね。週刊プレイボーイは、

今でも読んでいるが、昔に比べると、内容もだいぶ変わったね。

 

 

 

 

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