まあ、しいて言うなら、1960年代は、ゴジラ、ウルQ、初代ウルトラマン
を始めとして、空前の第一次怪獣ブームとなりました。朝日ソノラマ社から、
怪獣書籍が次々出版され、当時、小学生だった私はその度、親にねだって
買ってもらったのでした。いずれも、私が、高校生あたりに、いつの間にか
紛失してしまいました。時代は平成に入り、当時の、山のようにあった
怪獣書籍が、次々復刻され、私は、懐かしいし、手当たり次第に購入しました。
SF特撮機関紙「宇宙船」でも、よく復刻記事が出てました。でも、まだまだ、
復刻されてない、書籍も探せばあると思うのです。私の記憶では、何てタイトル
か到底忘れましたけど、同じく、朝日ソノラマ社の発行だと思うけど、内容は、
・ジャミラ対テレスドン
・ギガス対ウー
・スダール対ゴーガ
・ゴモラ対シーボーズ・・
だったと、憶えてます。個別に見てくと、ジャミラ対テレスドンは、
ジャミラが圧倒的に強く、テレスドンをコテンパンでした。でも、
ジャミラは体重1万tという設定で、テレスドンは12万tという
設定です。よく、ジャミラが勝てたと思う。
ギガス対ウーは、大雪山の雪男怪獣同士の対決といった処ですが、
ギガスが、鋭い爪で、ウーの顔面を引っ掻き、ウーを血だるまに
して勝つという内容だったと思います。私の私見では、ウーは、
雪ん子の少女の、亡くなった母親の霊魂が怪獣化して、娘を守って
いる、涙ぐましい怪獣なのに、なぜ、ウーを勝ち役にしないのか、
当時、私は、寒々とした気持ちになったものでした。
あとの二戦は忘れました。いずれも、本屋で立ち読みしたのですが、
例によって、親に買ってもらおうと思ったけど、「勉強もしないし、
いつまでも、怪獣はダメ!」と云われると思って断念しました。
これらの書籍は、宇宙船でも、復刻されたことありません。私が、
欲しいものは、しいて言うなら、1960年代に出版されて、まだ、
復刻されてない、怪獣書籍ですね。まだ、あると思います。