平成に入ってから、ウルトラマンと仮面ライダーは、
シリーズが、おびただしい程、制作され、昭和30年代
生まれの私は、もう、開いた口が塞がらないです。
そりゃ、1960年代、1970年代、当時、初等教育
だった私等には、ゴジラを始めとして、怪獣映画は、もう、
カリスマなんてもんじゃなかったです。私は、そのころは、
怪獣映画を、「こんな文句なしに、面白いものを否定する
奴は、よっぽどの、分からず屋かバカだ!」てんで、ハナ
から信じて疑わなかった。でも、もう、時代は変わったし、
私の考えも変わった。平成に入ってからの、新怪獣は、そりゃ、
色々新しい工夫がされていると認めるが、さっぱり、印象に
残る怪獣がいない。かねがね、平成の始め頃から、私と、同世代
の映画評論家が、「いっそのこと、ゴジラを始めとして、全ての
怪獣映画の制作を打ち切りにすべきだ。私は、怪獣映画を本当に
愛するからこそ言うのだ。」と、語っていた。その通りかも
知れない。それにしても、私が、弱輩の時期は、怪獣特撮映画
に出演する俳優は、二流、三流の俳優であり、本映画のレギュラー
になった俳優はブレイクしない、というジンクスがあったらしい。
でも、現在は、佐藤 健、菅田将暉、土屋太鳳と、いっぱい
いるね。時代は本当に変わったんだね。・・・こんなこと考える
のも、オレが高齢者だからかね??そういえば、オレは、プロレスも
力道山のころから大好きだったが、馬場に続いて、猪木もとうとう
亡くなっちゃったし、プロレスも、ちっともリアリティが感じられ
なくなっちゃったね。もう、怪獣映画もプロレスも、私は、どうぞ、
勝手にやってくれ、ってとこだね。まあ、オレ自身も、残りの寿命
短いし、どうとでもなれよ。