夏に読みたい本といえば、私は、読みたいというより、
読み返したいのですが、何と、アニメのちびまる子ちゃん
の原作コミックスであります。集英社のりぼんコミックス
であります。アニメのちびまる子ちゃんが、初めてオンエア
されたのが、かねがね、90年(平成2年)の春期でござい
ました。私は、アニメも大好きでありまして、新番組の本編
を見たのですが、今迄にない、変わったマンガだと思いました。
60年代の小学生女子の生活を描いたマンガですが、ナレーター
が、主人公の、まる子のトボけた一挙一投足に、いちいち、鋭い
ツッコミを入れるのが面白い。私は、毎回見るようになり、原作も
読んでみることにしました。ンで、数巻出ていたりぼんコミックを
数冊購入したのでした。私は、初めて、ちびまる子ちゃんの画を
見た時は、「随分、安直な絵だなあ」と思いましたけど、原作者の
さくらももこ女史は、決して、絵のヘタなひとではありません。
原作も面白いので、私は、結構夢中になって読んでおりました。
本アニメは、あれよあれよと国民的マンガになっちゃいました。
EDの「おどるポんポコリン」も社会現象になったっけ。
90年(平成2年)といえば、他には、洋画では、当時、大ヒット
した、ロボコップシリーズ、パート2が封切りになったのが、本年の
夏季でございました。私は、お昼前頃観にゆき、「ああ、面白かった。」
と帰宅してました。そして、帰りに例によって、街のレコード店にゆき、
欲しいCD探してました。私は、89年頃、当時大好きだった深夜の
音楽番組で、陣内大蔵氏というアーチストを知りました。山口県出身
のシンガーで、「深呼吸」「空よ」「心の扉」等がヒットした人です。
私は、店で、氏の初めて見るアルバム見つけ、買ったのでした。私が
氏の音源買ったのは、これが二度目でした。家に戻ったのが、夕方頃
でしたが、窓からは、夕暮れの陽が射していたのを、なぜか憶えている
のです。私は、早速聴いたのですが、「ファースト・スノウ」という唄が
随分印象に残りました。真夏の時期なのに、冬の唄を聴いたんですね。
陣内さんは、メロディー作りの達人です。陣内さんは、お顔が当時人気
あった俳優、加勢大周氏に少し似てるのですが、故野坂昭如氏から、
飲み屋で会った時、「お前が、今度デビューする加勢大周2か?」と
聞かれたそうです。私は日中、ロボコップ見て、陣内大蔵氏聴いて、
夜は、コミックのちびまる子ちゃん、読んでたのです。その時期が私に
とっては、なぜか無性に懐かしいのです。とにかく、暑かったと記憶してます。
平成2年は、他にヒットしたアニメは、水木しげる氏原作の「悪魔くん」、
NHKアニメの「ふしぎの海のナディア」がありました。後者のアニメを監督
したのは、あの、シン・ゴジラ、エバンゲリオンを作った庵野秀明氏であります。
私は、夏になると、ちびまる子ちゃん読んで、ノスタルジアに浸りたく
なるのです。