私は、アダルトチルドレンで著名である。

 アダルトチルドレンとは略してACであり、

これは、何かというと、小さい頃、家庭内暴力とか、

校内暴力を散々受けた者が、段々昂じてきて、

「もっと、自分の自己管理を、きちっとやらなきゃダメだ」

という自覚を持ち、それを土台として、自分のキャパシティを

つちかってゆき、やがて本人は一人前の社会人になったわけ

であるが、だから大昔のことなど、もはや全然関係ないのだから

さっさと忘れりゃいいのに、未だに若輩の頃のトラウマを引きずり、

何事も消極的になってることをいうのだ。

 私は、若輩の頃は、只、ちゃらんぽらん頭持て余してるだけ

だった。したがって、周囲の連中から、何処行ってもまともな扱い

されなかったのだ。しかし、私は、とうの昔に社会人だ。定職を

もう34年もやり、納税も難儀ながらやっている。かねがね前から、

私の仲間や知り合いは、「あなたは、もう、いい加減昔の話しは

忘れなさい!」「自信持ちなさい」と云われていた。

 私は、思うのだが、確かに私は若い頃は若気の至りで、はんか臭い

ことも随分やってしまったが、当時のやつらは未だに強情張ってるので

はないか・・。だから、私は、やるべき義務はちゃんと果たしている生活を

永年継続しているのに、心が不自由極まりないのではないか。

 ・・あなたは、想像だけで、ものをいうのか?それはよくないことだ、

と人はいうだろう。だが、そうでも思わないとやっていけない。

それだけ、当時の奴等の悪質さ、愚劣さといったらなかったのだ。