現在は憶えてる人いるかどうか分かんないけど、
「めぞん一刻」ですね。原作は高橋留美子女史という人の
マンガです。86年に実写で映画化され、88年に劇場アニメ化
されたです。主人公は下宿屋のアパートに新任してきた
管理人・音無響子と入居者の冴えない青年・五代裕作です。
五代は響子に一目ぼれし、響子も気付かぬうちに五代を好き
になります。しかし、彼女は実は若い未亡人であり、亡くなった
亭主に操を立てて、五代からの熱愛を拒みます。やがて五代に
三鷹というライバルが出現します。彼は超イケメンで金も力も
ある強敵です。なんと彼女にもライバルが登場します。しかも
二人もです。五代と同じ大学の七尾こずえと、五代が教育実習を
してた時、知った女子高等学生の八神いぶきです。五代はパッと
しない男なのに随分もてる男なのです。響子は亡夫の操をつらぬく
べきか、五代と三鷹のどちらを選ぶか三角関係に悩み、そして
恋敵のこずえといぶきに嫉妬します。そして下宿屋の入居者、
四谷という怪人物、一ノ瀬という宴会好きのオバサン、朱美という、
スレッカラシの女が、常に無責任な傍観者顔をしてますが、時々
随分悩んでいる、響子と五代を諭したりします。いろいろあって
最後は響子と五代はハッピーエンドで結ばれるわけですが。
本編は、女にもてないブ男の青年が見たら、泣いて悦ぶ内容で
盛り沢山だったなあ。オタク族という熟語ができたのも当時から
でしたけど、オタク・・のツボ、押しまくりの内容でした。私は小さい
頃から障害者であり、恋愛も結婚も経験ないけど、本編はよく
分かりました。それにしても、原作者の高橋留美子女史は当時、
天才女流マンガ家、早くも国民的マンガ家と云われてたのに、なぜ
現在は忘れられちゃっただろう??そーいえば、彼女は私とほぼ同い年
だが、彼女も結婚したんだろうか?そして、彼女は当時20歳前後くらいで
あんなに深いマンガがよく書けたものである。先験的に知識を豊富に
持ってる人をいわば天才と云うのだろう。