小生は特撮ドラマヲタクである。

 小学生時代、ウルQ、第一作目のマンを見て育った。

 70年代に入ると、小生はガクランを着るようになったが、

特撮ドラマは、仮面ライダーを始めとして、東映の等身大

ヒーロー番組が、次々制作された。殆どが石ノ森章太郎氏

原作である。小生はリアルタイムの頃は、何か毛嫌いして 

見ない番組も多かった。若気の至りである。

しかし、やはり小生は東映ヒーロー番組も好きである。

特に、後追いファンだが、76年7月~77年3月までオンエアの

「超神ビビューン」は、小生は気に入った。

本編は、「アクマイザー3」の続編とのことである。

しかし、本編は前作の設定が殆ど利用されることがなく、{これの、

どこが続編だ!?}というのが、もっぱらの評判らしい。

小生は、「アクマ・・ を一遍も見てないから、何のことやら分かり

ませんが。

 本編のopでは、30mはありそうな鉄橋の真上でズシーンと

バシャ―ンが二人両手広げて並び、何とその上にリーダーの

ビビューンが右足をズシーンの左肩に、左足をバシャーンの右肩

にかけて立っているではないか。しかも仁王立ちである。

当時、CGもろくにない時代に、よく、こんなシーンが撮れたものだと驚く。

大型クレーン車を使ったのだろう。転落しないのか??               

 三超神のリーダー、月村圭(荒木 茂氏)は、さすがに

主役だけあって、毅然として落ち着いている。渡部剛(ズシーン)

は名まえ通り剛タイプ。菅一郎(バシャーン)は柔タイプ。

二人のキャラについても言いたいことは、いっぱいある。

そして、三超神を取り巻く仲間、シンドとビリン、ベニシャ―クも

可愛い。ダイマ博士(上野山功一氏)も渋いし、少年三太も

凛々しい男の子。毎回登場する妖怪たちの造形も良い。

 バロム1にせよ、イナズマンにせよ、ロボット刑事Kにせよ

毎回ユニークな怪人、ロボット等が手を替え品を替え登場し、

一部では、いい歳した、どこの大の大人が作ってんだろ?

って意見もあるが、小生は、東映ヒーローシリーズの怪物たちが

大好きですな。 

そして、もっと活躍を見たかったのが、警視庁秘密捜査官明智

リサである。彼女はバストも尻も大きいし。でも、考えてみると

彼女は、毎回、ただ、妖鬼たちをバッタバッタ薙ぎ倒している

だけで、彼女は何を趣味にし、どういう考えを持ち、普段は

どういう生活をし、友だちはいるのか、恋人はいるのか、家族は?

そういう描写は一切無しである。明智リサの役演ったひとは、

他の出演番組は、これ以外見当たらない。残念である。

 

 ビビューンのスーツは、その後、電線マンに改造されたのは

本当だろうか。