僕の今回のブログは、50~60年代以下のひとには

分からないでしょう。

 

 かつて、71年~77年、テレビ朝日の深夜番組に「23時ショー」

ってありました。日本テレビの「11PM」の対抗馬目指し、裏番組で

オンエアされてました。司会は数人おり、高島忠夫氏、当時人気

声優の広川太一郎氏、そしてあの作家、筒井康隆氏も就任してた

ことありました。

 僕は、70年代、中学生になったのですが、この頃になると、

僕は、少々夜更かししても両親から多めに見てもらうように

なったのですが、僕は本番組を何気なく見ました。

まず、最初に僕が目が行ったのが、{夜の美学}でした。

当時、このコーナーは本番組の目玉企画でした。

 これは何かというと、ビキニ水着のおねえさんが登場し、

扇情的なBGMがバッグに流れ、女史たちは色々ポーズをとって

ました。opとCMタイムが始まる前3回とEDと、計5回の登場という

ことになります。僕はすっかり見惚れました。モデルは4~5人いて

毎日交代で出演してました。斯くして僕は本番組を親の目を盗んで

こっそり見るようになったのでした。{夜の・・ だけ見るのが目的で

あり、あとの内容は覚えてません。

 ビキニ水着は今でこそ珍しくとも何ともありませんが、当時世の中

の男性は、この対象物にどれだけ魅了されたことか。

 

 つい、最近ネットで発見したのですが、当時のその例の{夜の・・ の

VTRを投稿した人がおり、くだんの人はそんな凄い古いものどーやって

入手したのやら、さすがに画面も汚れてるけど、僕は懐かしいやら、

色香に参るやら、とにかく投稿者には感謝です。当時のビキニ水着は

現在見ると大人しいですけど。

 

 

 しかし、やがて、本番組では、あの日劇MHの特集をよくオンエア

するようになりました。彼女たちは{夜の・・ のモデルたちより

更に上手(うわて)でした。何しろバストもお尻も丸出し衣装です

から。女性はビキニ水着になるのさえ、抵抗感じるのに、彼女たちは

本当に恥ずかしくないのだろうか・・ 不謹慎だろうけど自殺も考えた

ことあるんじゃ・・ と思いました。僕はそっちの方にすっかり気が

行ってしまい、{夜の・・ はやがて忘れてしまいました。{夜の・・

は日劇MHに食われてしまったのだ。{夜の・・ は、やがて打ち切り

になった。それ以降はどうなったか覚えてませんけど、やがて、

70年代なかば、本番組はイメージチェンジを図り、「スタジオ23」、

「ザ・23」と改題し、やがてopのみですけど、あの日劇で名実共に

№1のE・M女史の煌びやかなショータイムオンエアするようになった

のでした。本VTRは3種類あり、彼女が出ずっぱりであり、毎日交代

で放送してたっけ。正確にいうと一篇だけ、当時彼女より後輩であり、

彼女に迫る勢いだという、恵 あい女史の共演がありましたが、

このひとは僕はあまり関心なく、それよりもこのひとのほうが、

E・M女史より顔が小さいのが残念でした。

 

 でも、77年、僕が高校卒業すると日劇ショーも人気下がって

きたようだし、E・M女史もさすがに三十路近いし、本番組は

その年内で打ち切り。やがて僕は、80年にE・Mさんが結婚

して引退してたと知った。「夜の美学」どころか、日劇MHも、

僕の思春期はこうして終わった。