ぼくは、つい最近何かの本で、ギリシア神話のオルフェウス

とかいう神様のこと知って調べたです。

神話などなんの関心もない僕でしたが、中々興味惹かれる

はなしのようだなあ。

 

オルさんってキャラは青年であり、竪琴の名人であるとな。

やがて、かれは恋人ができた。彼女の名まえは長すぎて

忘れた。結婚寸前だったけど、その一歩手前で彼女は

事故で死んでしまう。毒蛇に噛まれたのだった。

 

オルさんは、彼女の未練を断ち切れず、黄泉の国に

赴いて、そこの世界に入って彼女を現生に連れ戻そう

とする。まず、その入り口に自慢の竪琴片腕に担いで

くるのだ。そんなとこどこにあるんじゃ???・・とも

思うが、とにかく続き読んだ。しかし彼は山あり谷あり

でした。まず最初にひとつの胴体に頭が三つある凶暴

な犬怪獣が現れたり(ちなみに平成のウルトラマン・シリ

ーズにこいつをモデルにした怪獣登場した)、軍人が

登場し、「こらっ!ここは現生の貴様がくるとこではない

ぞ!ただちに引き返せ!!」と出入り禁止をいわれたり・・

 

 でも、いずれもオルさんは美しい竪琴を奏でると、血気

のかれらはいずれも大人しくなったり態度を軟化させたりで、

彼はやっと黄泉の国の王様に会えたのでした。

 そんでもって、彼は念願祈願の彼女と再会し彼女の左腕

掴んで黄泉の国の出口めがけてまっしぐらでしたが、あと

もうちょっとのとこで、彼は王様の約束破って彼女は

黄泉の国にひきずりこまれるように、戻ってゆき元の

木阿弥になってしまうのでした・・。

 

 ぼくは、若い頃は神話なんて、「何だ、こんなもの!」

って思ってました。ぼくだけでなく大抵のひとが、そう

思ってるでしょう。なんせ、ポイントがどこにあるか

分からず退屈ですからねー。

 だけど、生涯独り身であり、40年以上前の一業界人

を未だ引きずってる奇人のおれだ・・。おれにとっては

彼女はおれの永遠のイヴだぜ。

 神話なんてナンセンスだと思うが、なんか、これ

研究したら、悟りらしきものを得られたり、穏やかに

臨終迎えられたり、最愛の女の本当の実体に逢える

とか何とかあんのか????・・・・・