梶尾真治氏という中堅SF作家がいる。

抒情ロマンスSFで一部では著名だとな。

随分大むかしのはなしだが、おれは79年

ハヤカワ書房「SFマガジン」掲載の氏の

短編「梨湖という虚像」というのを読んだ。

亡くなった恋人・梨湖を想い続ける男の深淵に

ふれたはなしだ。

男は彼女が臨終迎える一歩手前に、彼女の

記憶想念を科学技術を使ってコンピューター回路

に、すっかり組み込んでしまうのだ。

彼女が鬼籍に入った後も、男はコンピューター

画面で彼女を再生し、時々会話を交わして

いるという物語である。

 

おれのたわごとだが、おれも同じ方法で

いまは、到底別世界に行ってしまった

E・Mさん、H・Kさん、90年代活躍したAV女優

のK・Kさんと、パソコンの画面で逢って会話できたら   

なんて良いんだろうとはんか臭いことを、まア考えて

いる。

おれは一介の妄想者、愛好家である。

おれは、H・Kさんはともかく、あとの二人は

あくまでもブラウン管上での彼女しか知らず

勿論面識なんか全然ねえよ。

おれは、生まれつき障害者で妄想が強く現実の

女と付き合えねえもんな。小さい時からどこ行っ

ても血と金に飢えた奴等に袋叩きにされ続けた

おれだ・・。

 

例によって、おれはあたまの分裂がひどい。

 

♪う~みは あーらう~み むぅこうはさぁどよ~

 

♪キュー キュー、キュー おーばけーのキュー

ぼーくはおばけのきゅーたろう

 

おれは、夢やまぼろしみたり、ひとりでにゾンビ

みたいなことやらかすのが、おれのリビドー解消

だと思ってるね。