僕が小学校5年、夏の頃でございました。

 当時僕は、一軒家に住み、ネコちゃんを

頻繁に飼っておりましたのですが、当時

伯母さんが保護人になって子どもである

姉と僕は縁日に夜中近くゆきました。

ある店の商品に、カラーひよこ🐤、って

ありました。電話帳よりちょっと大き目

くらいのサイズの木箱が三つあり、それぞれ

赤色、青色、黄色に全身何の塗料かは

分かりませんが塗りたくられたヒヨコちゃんが

びっしり入れられ、ピヨピヨひしめきあって

ました。ヒヨコちゃんにすれば、いい迷惑

でしょうが、たくさんのお客さんの目をひき、

姉も僕も伯母にねだって赤色、青色一匹

ずつ買ってもらいました。何に入れて商品

持って帰ったかは忘れました。ぼくらは

かれらを前から家にあった古い鳥かごに

入れ、茶の間の奥の方の位置の天井に

つり下げました。

 

 そうすると、前から家にいたネコちゃんが

かれらを見ると興奮し出して参りました。

やっこさんたちを捕食したくて仕方ないら

しいのです。ネコちゃんは鳥かごになんとか

近づこうと、鳥かごに比較的近い本箱の

てっぺんまで登ったりして必死なんですねー。

 あの時は、ぼくらはどう対処すればよかっ

たのかな

 

 それはいいんですが、当時は僕も姉も伯母

もはんかくさいとこありました

茶の間で、後ろ足ちぢめて前脚立ててふつうに

しているネコちゃんを、姉がうしろから両前脚を

がっちり両腕で掴み、、わたしは鳥かごから

ヒヨコちゃん二匹出して、ネコちゃんのすぐ

目の前にだしてニ匹を床でチョコチョコ歩かせ

たんですワ。はたしてネコちゃんは両目をカッと

開き、かなり興奮がMAXになったようでした・・

 伯母は、やっぱりこんなバカなことはやめようと

言ってヒヨコ二匹、手で救って鳥かごに戻し

ました。その間勿論、姉はネコちゃんをがっ

ちり抑えてました。

 どうです、破れん恥でしょう。

 

 やがて、ぼくらはヒヨコ二匹を手放し、学校が

うちのニワトリ小屋で飼育するから、と引き取って

頂いたのでした。学校にはぼくらと同じ商品手に

入れたやつが他にもいっぱいいました。