ぼくは、10代、20歳前後の頃でした。

 いろんな書籍買いました。

 週刊プレイボーイ、平凡パンチ、GORO、話の特集、ビッグハウス、

SFマガジン、文春、新潮、朝日、月刊誌の現代思想なんて物々しい本まで

買ったっけ。

 ぼくは、全記事読もうとしました。

 しかし、さっぱり読めませんでした。

 当時、病気であり、ちゃらんぽらんな頭しか持っておらず、

実体験のキャリアのないぼくに読めるわけなかった。

 うちに、ドストエフスキー、三島由紀夫の全集もありまして

ひもといてみたものの、与太郎行為でしたなあ。


 前述、プレイボーイや平凡パンチですけど、言うまでもなく

当時人気の女優のグラビア載ってまして、コピーも書かれて

ました。その被写体のモデルの色香のオマージュの文句でし

たが、ぼくはそれも読もうとしたけどチンプンカンプン。


 マンガでも難解なのあったんですね~。

 青林堂の「ガロ」、ってありました。水木しげるさんが

多いに関わってたのですが、どれもこれもアタマ分裂した。


 ぼくは、やがて病気が直り、ようやくひとのきずなというものを

遅まきながら考えるようになり、真面目に働くようになり、仕事

していて困難にぶつかっても、最後までやり遂げるまで諦めない

ぞ、とふつうの考えになっていった。


 それから、ぼくは今までの本、ぜーんぶ押入れにとっといたん

だけど、ひっぱり出して今時耽読するようになった。

こんなに読み応えあったのか、と気付いた。

書籍読んで分かんないとこあっても、イメージ膨らまして読む

のであります。

「ガロ」も読めるようになってきた。本誌は私小説マンガ、主人公の

内面心理マンガ集ですな。(でも、今はこんなマンガ到底流行りませんね。)


 ぼくは、いまでも時々プレイボーイ読んでますけど全記事目通してます。