昭和44年~46年まで講談社発行の少年週刊誌に

ぼくらマガジン、ってありました、少年マガジンの弟雑誌、

って云われてました。「タイガーマスク」、赤塚氏の「死神デース」、

永井 豪氏の「ガクエン退屈男」、SF作家の平井和正氏原作の

劇画を桑田次郎氏等が書いてました。当時は公害(今は環境汚染

と言われてる)が社会問題化し、田子の浦のヘドロとか水俣病とか

ありました。つい最近鬼籍に入った生頼範義氏も本誌の扉絵を数週担当

したことあります。


 69年~70年、一年藤子・F氏は、「モジャ公」ってSFギャグマンガ

連載しておられました。大体5~6週で一話完結でした。

氏は言うまでもなく、抜群のSFストーリーテーラーであり、

本編は骨太の内容であり、ご本人も自信作だったのですが、

どーいうワケか過小評価されて、一年で連載終了。


 本編は、僕の知ってる限りでは、70年代に虫プロコミック、という

出版社と、90年代に出版会社は忘れたけど、二回単行本化され

ました。


 それはいいのですが、本編の最終話は{地球最後の日}篇だと

思ってるひとは多いんじゃないかな?

そうではありません。最終話は正確には{不死身のダンボコ}篇

です。 地球最後の~ 篇のあとに、確か69年の春頃から真夏に

さしかかるあたりに、5~6週連載されたです。僕は当時、本誌

で毎週読んでました。しかし、なぜか本編のみ、単行本に収録

されたことありません。頁数の関係のためいずれも削除されたの

だろうか?人気連載マンガが単行本化される時、頁数をそろえる

ため、数話カットするのはよくあるはなしですが・・。

それとも、本編のマンガ連載があまりにも尻切れトンボなので、

単行本に収録すると、読者に不完全燃焼感を与えるため省いたのかな?・・


 その、不死身の・・  篇も、正体不明の思考回路を持った

悪玉怪獣が悪徳の限りを尽くすが、モジャ公、空野くん、ドンモ等

の活躍で無事退治されるエピソードなのですが、斬新なとこも

多かったと記憶してます。僕は当時のぼくらマガジン、ちゃんと

とっとけばプレミアついたかなー、と思います。