2024年度改定 4月から医療DXなど検討開始

厚生労働省は2023年1月18日、中央社会保険医療協議会(以下:中医協)総会を開催し、2024年度の診療報酬改定に向けた検討スケジュールを示し、了承されました。

今回は医療保険の診療報酬、介護保険の介護報酬、障害福祉サービス報酬の3つが改定されるため、「トリプル改定」の年になります。


そのため厚生労働省はより連携するよう制度を横断する意見交換会を立ち上げました。

中医協総会では、4月から夏までに第8次医療計画、医師の働き方改革、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の3テーマで広く意見交換を行い、
その後、調剤、外来、在宅、感染症など行います。秋から個別に具体的な改定項目について議論を深める予定です。

2024年の診療報酬改定に向けた検討の進め方の背景は
①「ポスト2025年の医療・介護提供体制の姿」も見据えた介護報酬及び障害福祉サービスなど報酬とのトリプル改定 
②2024年度から第8次医療計画の開始 
③「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」において、流通、薬価制度などの検証を幅広く議論し、と

りまとめが行われます。