文部科学省は2022年9月8日、「令和3年度におけるがん教育の実施状況調査の結果」を公表。
「がん教育」は健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、がん患者や家族など、がんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して、自他の健康と命の大切さについて学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質・能力の育成を図る教育です。

調査は約36,000の国公私立の小中高校などで実施し、外部講師を活用してがん教育を実施した学校は全体の9%でした。

職種別では、がん経験者が18.4%で最も高く、続いてがん専門医(16.0%)、薬剤師(11.9%)、その他医師(10.1%)、看護師(8.5%)、保健師(8.5%)になります。

小学校の外部講師は薬剤師が18.6%でトップ、がん経験者(14.9%)、がん専門医(8.3%)などを大きく上回っていました。

がん教育の授業では、保健体育・道徳など、地域の実態に応じて取り組まれています。