政府は2022年6月7日「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針2022)」を閣議決定しました。

その中で、2021年4月から医療機関・薬局へのオンライン資格確認等システム導入の原則義務化などが明記されたことを受け、

中医協総会2022年8月3日、医療DXをテーマに議論しました。

医療機関・薬局でのシステム導入を進めることで、マイナンバーカードの保険証利用が普及するように、補助金などの財政措置を見直します。

令和6年度中を目途に保険者による保険証発行の選択制の導入を目指します。
さらに、保険医療機関・薬局以外で保険証を利用している機関のオンライン資格確認の導入状況等を踏まえ、保険証の原則廃止を目指します。

現在導入している電子的保険医療情報活用加算については、患者・国民の理解が得られていない、という批判が多く、2022年10月に変更予定です。

2022年7月24日時点での薬局におけるカードリーダー申込率:84.4%、準備完了率:51.3%、運用開始率:45.1%になり、薬局が病院、診療所の中で一番進んでいます。

一方、現在紙レセプトでの請求が認められている医療機関・薬局については、電子化が進んでいないため、オンライン資格確認導入の原則義務化の例外とする、という意見が出ています。