厚生労働省　電子処方箋の説明会を開催


厚生労働省は7月25日、2023年1月から運用を開始する電子処方箋の説明会をオンラインで開催しました。
電子処方箋とは、電子的に処方箋の運用を行う仕組みであるほか、
複数の医療機関や薬局で直近に処方・調剤された情報の参照、重複投薬チェックなどを行えるようになります。

電子処方箋は、処方箋の入力作業や、紙処方箋の保管が不要になることのほか、より丁寧な患者対応への注力や、医療機関・薬局間のコミュニケーションを円滑に行えるようになります。

医師がコメント欄に処方意図等を記入する事が可能になり、形式的な疑義照会の削減が期待できます。

複数の医療機関・薬局をまたいだ患者のお薬データを対象とした同チェックは、処方箋発行に係る 現行の業務フローの中に組み込むことができ、
医師・歯科医師による診察・処方、薬剤師による調剤をサポートします。

電子処方箋のメリットは、患者が処方・調剤されたお薬について、複数の医療機関・薬局をまたいで、 直近のデータを含む過去3年分のお薬のデータが参照できるようになり、
患者の記憶などに頼ることなく、より正確な情報を基に処方・調剤を行えます。