救急車が来るまでに出来ること

■救急の現場でまず行うこと

誰かが倒れている時は周囲の人と協力しながら助ける必要があります。
勇気を出して、自分に出来ることを行いましょう!

①反応を確認する
(まずは自分の安全確保が最優先です)

周りの安全を確認してから、倒れている人に近づく

肩をたたきながら、「大丈夫ですか?」と声をかける

②応援を呼ぶ

呼びかけても、反応や返事が無い場合は大きな声で「誰かきてください」
人を呼びます。

応援が来たら、「119番に通報して」、「AEDを持ってきて」と依頼する

救急車を待つだけではだめ?

倒れた人に反応がない場合、心臓が止まった「心停止」になっている可能性があります。

心停止になると、時間が1分経過するごとに、助かる割合は10%ずつ低下します。

1分経過:救命率90%
5分経過:救命率50%
9分経過:救命率10%

現在の救急車の到着時間は平均8.7分、何もせず救急車を待っているだけでは助かりません。

その場にいる人が1分でも早く手当を始めることが大切です。

心停止のキーワード
①意識がない
②呼吸をしていない
③普段の呼吸と違う
④青ざめている
⑤けいれんしている

通常の呼吸と違う、死後期呼吸

死後期呼吸は、心停止の直後にみられる「しゃくりあげるようなゆっくりした不規則な呼吸」
を言います。
一見呼吸をしているように見えますが、有効な酸素の取り込みは出来ていません。
普段どおりの呼吸でなければ全て心停止と判断します。
また、心停止直後には「けいれん」を認めることもあり、心停止の判断に躊躇する原因の一つであると言われています。
けいれん、おかしな呼吸がある場合、心停止を疑い、判断に迷ったら心停止として心肺蘇生、

AEDの使用を開始する事が重要です。

 

 

  

 


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