PCR検査とは?

検査したいウイルスの遺伝子を専用の薬液を用いて増幅させ検出させる検査方法です。
鼻や咽頭を拭って細胞を採取し、検査を行います。感染してから発症する数日前より検出可能とされています。
主に体内にウイルスが検査時点で存在するかを調べるときに用います。

感度は約70%程度と言われており、検体採取をした場所にウイルスが存在しなかった場合などは感染していた場合でも陰性となってしまう場合があります。

鼻咽頭のぬぐい液、または唾液を採取検査試薬を混ぜる専用装置でウイルスの遺伝子を増幅

この方法を用いて、ウイルスが検出されれば「陽性」となります。

鼻咽頭のぬぐい液での検査
鼻から滅菌済みの綿棒を挿入し、約10秒で採取完了します。

唾液での検査
専用のキットに唾液を2cc溜めます。必要な唾液を溜めるためには1分~5分位かかります。

※両者とも精度は変わりません。
抗原検査とは?

検査したいウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。
PCR検査に比べ検出率は劣りますが、少ない時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないことから速やかに判断が必要な場合等に用いられることが多いです。

みなさんが病院でインフルエンザの検査をするときはこの抗原検査を行っていることが多いです。

抗原検査キットを使用して、自宅で簡単に短時間で、自ら検査を実施できます。

抗体検査とは?

過去にそのウイルスに感染していたかを調べる検査です。
ウイルスに感染すると形成されるタンパク質(抗体)が血液中に存在するかを調べます。
体内に抗体ができるまでには時間がかかり、現在そのウイルスに感染していないことの検査に用いることは難しいとされています。

ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。
コチラの検査は自治体の公表する新型コロナウイルスの検査実施数にカウントされません。


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