便秘薬の種類


酸化マグネシウム、センナは江戸時代から使用されている。

■膨張性下剤
カルメロースナトリウム
バルコーゼ

コロネル
ポリフル

■浸透圧性下剤
酸化マグネシウム→大腸の水分を増やして便を柔らかくする。

     腎機能低下している人 

     高齢者の使用に注意が必要

     日本で最も使用されている

     下痢になりやすい😭

     稀に高マグネシウム血症の重篤な
     副作用がある

PPIなどの制酸剤との併用で效果が低下する→必要に応じ疑義照会が必要

日本では1番使用されている

硫酸マグネシウム

重質炭酸マグネシウム

ラクツロース(モニラック)

ポリエチレングリコール
(モビコール配合内用剤)


適応
慢性便秘症
(器質的疾患による便秘は除く)

器質的疾患とは、 
組織や細胞が、変形、変性あるいは破壊され、形が変わってしまうような疾患や疾病

特徴
ポリエチレングリコール(マクロゴール4000)の浸透圧効果により腸管内の水分量を増加させ、便中水分量が増加。
便が軟化、大腸の蠕動運動が活発し排便。

海外のガイドラインでも推奨されている。

海外で1番使用されている

飲み方
水に溶かして服用する
1包あたり水60ml
水以外でもよいがコーヒー、お茶はかなりまずくなるショボーン

スポーツドリンク、飲むヨーグルトにまぜることも出来る。

用量
2~6歳
1回1包/日   最大4包

7~11歳
1回2包/日   最大4包

12歳以上
1回2包/日   最大6包

以下の場合、服用中止

皮膚のかゆみ、じんましん
のどのかゆみ、息苦しい
動悸等

モビコールは海外では小児の慢性便秘の第一選択薬

■刺激性下剤
センノサイド
プルゼニド
→大腸を刺激して便を出す

       高い効果を期待できるが、
       毎日使用すると耐性出る
       習慣化しやすいえーん

アローゼン

ラキソベロン
ピコスルファート

テレミンソフト

■上皮機能変容薬
アミティーザ
リンゼス

小腸(大腸ではない)で腸液の分泌を促進させて排便を促す新しい仕組み。

長所

習慣化しにくい

下痢になりにくい

高齢者に使いやすい

長期服用しても副作用が出にくい

短所

妊婦に使用出来ない

空腹時に服用すると吐き気🤮が出やすい

リンゼスは腹痛を伴う便秘、便秘型過敏性腸症候群に推奨

アミティーザは悪心の副作用が23%ある

■漢方薬

大黄甘草湯

■胆汁産トランスポーター       阻害薬

グーフィス

腹痛の副作用が18%と高く、
注意が必要

慢性便秘症で酸化マグネシウムで効果がない場合

高齢者、腎障害があり高マグネシウム血症に注意が必要な場合


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