やはり朝の空気はとても気持ちいい
冬の寒さのせいか、空気がピンと澄みきっていて
新しいシャツに袖を通した時のような気持ちよさを全身に感じる
朝日を浴びながら大きく伸びをするんだけど、まっさらな空気が肺にいっぱい入ってくる
またその後のストレッチが最高に気持ちいい👍
ふと
金曜日緊急で出逢った利用者さんを思う
認知症でやや精神疾患も患っている彼女は
1人で部屋にいる不安に耐えきれず
うちに電話してこられた
訪問する前に先輩が
「この方は被害妄想もあるので何か言われても深く触れずに接して下さい」
緊急出動は初めてだったので
やや緊張気味に彼女のマンションに車を着けた
すると救急車がマンションの脇に止まっていて
先輩がダッシュで車から出てマンションに入って行く
おいおい部屋番号聞いてないぞ💦
私も慌てて部屋を探す
多分……2階
重たい訪問バッグを抱えて階段を全速力で駆け上がる
そうか
訪問看護師も走るのか💦
偶然、2階で救急隊に出会ったので
ホッとしてる部屋に入る
そこにはベッドで横たわって不安げに私を見上げる彼女
先輩は救急隊とケアマネさんと話しているので
私はそっと彼女の傍に座る
「もう大丈夫、心配しないで」
「看護師さん一緒に居てくれる?」
「寂しかったね…ケアマネさんがきっといい方法見つけてくれるから、大丈夫」
「息がえらい……」
ゆっくりと手を擦りながら
バイタルをとるが
全て異常なし
ただし酸素飽和度だけが不安定
なるほど🤔
不安で意図的に小さな呼吸になってるからか
こういう時は「深呼吸して」と言っても
相手は意識的にしんどくなろうとすることがある
考えた……
「○○さん、1人でつまらなかった?」
「1人だと不安で面白いことはない」
「そういう時って、ため息つくよね」
「うん、ため息しか出ん」
「じゃ私にどんな大きなため息をついたのか、やってみせて」
「こうだ」
彼女はつまらなそうにめーいっぱい大きなため息をついてみせた
はい、Spo2…98%
異常なし
ハマったな(笑)
肺は小さく吐くと小さくしか息が吸えないけど
大きく吐くと自然と大きな息が入ってしまう
良かった、呼吸の勉強しておいて(笑)
彼女自身、自分で息をしんどくさせていることは分かっていないので
その一呼吸で少しずつ息が楽なったことを自覚して
「少し楽になった」と
息が楽になると
今度はまた「1人になる不安」が襲ってくる
何故なら元気だと看護師達は帰って行くから
既に自分で呼んだ救急車も帰ってしまっている
そこで
安定剤の頓服を服用させ
しばし、眠るのを待つ
同時進行でケアマネさんが、緊急で入所できる場所を探す
さすがの連携に感動する
2時間後
彼女はケアマネさんが探した施設にショートステイ出来ることになって
ホッと一安心☺️
病院でもいろんなドラマがあるけれど
病院の外も同じ
まだ
「寄り添う」ってどういうことだろう、と
必死に学んで感じている毎日だけど
いつか
それが出来る看護師に
私もなれるんだろうか
人や時間に流されず
ひとつひとつ、大切に接していけば
そこにたどり着ける日が来るんだろうか?
いつも応援ありがとうございます💜
今日もひとつ、ビシッと!!!!!
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