問題行動② | だいちとハッピーライフ~ADHD子育て日記~

だいちとハッピーライフ~ADHD子育て日記~

日々の些細な出来事や子育てで感じたこと等々を書いてます

昨日の記事のつづき…





Bくんのお母さんに理解はしてもらったものの、今後だいちがBくんに対し、困ったり悩ませたりすることがなくなる訳ではないので「何かBくんがだいちのことで困ったり、嫌なことをされたりがあった時は言ってください」と言ってみたが「う・・・ん」

そう言われてもなかなか言いにくいよね汗

「じゃあBくんに何か困ったりしたことがあったら、だいちのお母さんに相談しておいでと言ってください。Bくんの気持ち、だいちの気持ちを聞いた上でどうすればよかったかを考えて、問題を引きずらないように努めたいと思うので・・・」と聞いてみると「そうですね!そうします」と了承を得た。

とりあえず、事件の詳細はだいちに確認してみないことにはわからないので一度電話を切った。





夕焼けチャイムが鳴り、電話を切るのとほぼ同時にだいちが帰ってきた。


「今、誰と電話してたの?・・・もしかしてBの家?」


だいちを座らせて、今回の事件について話をすることにした。


「今日、折り紙の剣を振り回してBくんの目の下を怪我させたんだって?」


「うん。。」


「Bくんの話だと、だいちがわざとBくんにやって、しかもやった後に笑って謝らなかったと聞いたけど・・・本当?」


「うん。本当」


「先生からは振り回してて当たってしまったと聞いたけど、それは間違えでだいちがわざとBくんに向かってやって、しかもやった後に笑って謝らなかったのね?」もう一度確認した。


「そう。Rに『Bにやっちゃえ!』って言われて・・・やっちゃった」


てっきり不注意でやったものが当たってしまったと思っていたからショックだった。これは感情的に叱ってはいけないことだと思い…なるべく冷静に話すことにした。


「だいちはやっていい事と悪い事はわかるよね?今回のこと以外にもだいちがやられたらいやだなと思うようなことをBくんにやったことある?」


「うん。。いっぱいある。。。」


「だいちが同じことをやられたらどんな気持ちになる?」


「すごく嫌な気持ちになるし、ヤダ」


「そうだよね。たぶんだいちが忘れてることもあるだろうから、だいちが覚えているより何倍もBくんはだいちにやられたことが悲しくて、つらかったと思うよ。それぐらいだいちは酷い事をしたんだよ。これはいじめと同じなんだよ。どんなに好きな友達に言われてもやってはいけないことは絶対にやらない!わかった?」話してる途中から…だいちは泣いていて、しっかり目を見て「はい」と答えた。わたしも話しながら涙が出てきてしまった。


「やってしまったことはもう消すことは出来ない。今後Bくんは前のようにだいちと遊びたいと思ってくれる日はもう来ないかもしれない。それは自分がやってしまったことなんだから、仕方のないことなんだよ。それだけBくんのことを傷つけることをだいちはしてしまったんだからね!ゆるしてくれないかもしれないけど、ちゃんとBくんの家に謝りに行こう」


だいちも少しはやってしまった重みを感じてくれてるのか…過呼吸になるような程、泣いていた。







Bくんの家はうちからすぐ目と鼻の先。「先程はお電話で失礼しました。だいちからもBくんに謝りたいのでBくんに出てきてもらえますか?」とインターフォン越しにお願いするとBくんとBくんのお母さんが出てきてくれた。


まずだいちが泣くのを我慢してる口をとがらせた顔で・・・


「Bごめんなさい。今までのこともごめんなさい。目の下大丈夫?」だいちが謝り、わたしもBくんに謝った。


「うん。大丈夫。いいよ、許す」とBくんは言ってくれた。


その後に今回のことは過失ではなく故意にやってしまったということをお母さんに話、改めて謝罪した。





Bくんのお母さんがだいちに「だいちくん。なんでやったのかな?おばちゃんにちゃんとお話ししてくれるかな?」


だいち「Rに命令されたから…それでRには逆らえないから…それでやった」


するとBくんも思い出したのか「そうだ!思い出した!!Rがだいちにやれって言ってた!」


Bくん母「なんでRくんはそんな命令したのかな?」


Bくん「Rはオレのことが嫌いなんだよ!」


だいち「Rは前はBのことが好きだったんだけど、前に友達解散ってBが言った時にオレとZのことは友達解散でRのことは最初から友達じゃないって言って、RはBにカードをあげたりしたこともあって友達だと思ってたからすごい怒って嫌いになったの」


Bくん「あ!そういえばカードもらったことあった。忘れてた!」


Bくん母「そうか…その友達解散のことで気持ちの擦れ違いがあるんだね。B、一度Rくんと話し合いをしないとダメかもしれないね」


だいち「オレさ…Rには逆らえないんだよ・・・」


Bくん母「だいちくんも強くならないとダメだよ」


だいち「だってRすごい強いんだよ・・・」


Bくん母「強いって言うのは力だけじゃないんだよ。心を強くとか知恵を出すとか強さにもいろいろあるんだよ」





その後はだいちとBくんが二人で話始め、Bくんのお母さんがわたしに「もうお気になさらないで下さい。怪我も対したことないですし、Bも繊細すぎるところがあって、今まで住んできた地域とはお友達のタイプが違くて戸惑ってるところもあるようなんです。前の学校(Bくんは二年になって転校してきた)ではお手紙交換とかやってたりして、女の子みたいな感じで大丈夫?なんて思ってたくらいなんです。Bも少したくましくなってもらないとと思ってます」と言って頂いた。





最後にBくんへわたしから「もし、まただいちと遊んでもいいと思える時が来たら、よろしくね。でももしだいちにやられて困ったり、嫌なことがあったら、いつでもおばちゃんに言いに来てね。本当にごめんね」と伝え、失礼してきた。





家に帰ってからもいろいろと今回のことを考えていて、善悪の区別をしながらRくんに命令されてやっただいちはすごく悪い。だいちには今後、Rくんに命令されても絶対にやらないと約束したが…

根本的は問題解決にはRくんなしにはないんじゃないかなと思った。うやむやにして、また同じような事が起きてしまってはならない。





もう一度学校へ電話をし、今回のいきさつをすべて担任の先生にお話しすることにした。先生の方では『友達解散事件』後、Bくんとは何度か話を聞いたそうだが、RくんとZくんの中ではもう終わってると思っていたそうで「Rくんたちと明日話をします。情報を頂きましてありがとうございました。問題解決に取り組んでいきます」と電話を切った。





今回のことは本当にショックだった。だいちはいじめの加害者になっていた訳だから…

BくんとBくんのお母さんに対しては本当に申し訳なく思っている。今後、同じことが起きないようにもっと気を付けて見て行かなければならいと思った。






それと同時に今までいろいろだいちに迷惑かけられてきたBくんとの友達関係を二人の成長の為に続けていきたいと言って頂いたBくんのお母さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。






今日、通級の為に学校へ行った時、ちょうど朝なわとびが終わり教室に戻るところだった。だいちとBくんが楽しそうに笑いながら校内に入って行く姿を見かけて、少しホッとした。