会長の先生の助言と迷い。 | だいちとハッピーライフ~ADHD子育て日記~

だいちとハッピーライフ~ADHD子育て日記~

日々の些細な出来事や子育てで感じたこと等々を書いてます

昨日は柔道の練習日だった。





練習に向かう車で「行きたくない」「柔道やりたくない」…「柔道辞めたい」と言い出した。「だいちの気持ちは分かった。ママに考える時間をちょうだい」とだけ伝えた。。やっぱり、もう無理なのかな…と思いながら、とりあえず練習場に向かった。





練習が始まると「やりたくない」と言って走り出そうとしなかった。なんとか先輩に促され、走り込みは終えたが…準備体操の段階でまたわたしのところに来て「やりたくない!」と言いに来る、会長の先生に戻されてもまたやって来て…そのうち涙をポロポロ流して、先生に「柔道やりたくない!」と訴えた。





会長の先生は「やりたくないならいいよ!お母さんから離れたところで見学してろ」と言って、だいちは見学をすることになった。





会長の先生がわたしのところ来て「だいち、辞めたいって?」と聞いてきてくれたので「もう半年くらい『行きたくない』『やりたくない』と言う日があって…試合前の1ヶ月半はやる気を出して、頑張ってたんですけどね。ここ最近は特に行きたくない気持ちが大きくなっちゃって…。本人にとってもストレスになってるんじゃないかと思うと辞めさせてあげた方がいいのかもと思ってます」と話した。





会長の先生は「絶対辞めさせない方がいいですよ!うちの子たちもありましたし、わたしも辞めたい時期はありました。特にだいちは他に何もやってないんでしょ?柔道がうまくなる、強くなるはどうでもいいんですよ。柔道を通して、いろんなことを経験して成長していけるんです。今はだいちの壁です。曜日を減らしてもいいし、やりたくない時は見学でもいい。細くでいいから長くやり続けたことでだいちが得られるものは絶対にたくさんあります。今までもみんな辞めたい時期がありました。でも一年間辞めたいと言い続けた子は居ません。嫌でもご飯を食べなきゃいけないように勉強をしなきゃいけないように柔道を続けさせてください。1月には昇級もあるし、とにかく1月いっぱいまでは答えを出さないで下さい」と言われた。





練習中に会長の先生は何度もだいちのところに行って、声をかけてくれてた。離れたところにいるからわたしには聞こえなかったけど、休憩の時に聞いたら「板のところじゃ痛いから、畳に座っていいから見学しながら声出しだけはやれ!」と言われたそうだ。休憩中も「だいちは声出しで練習に参加したんだろう?飲み物飲んで休憩していいんだぞ!」と言ってくれ、休憩が終わってからもちょこちょこ声をかけに行ってくれていて…本当にだいちへの愛情が感じられる…m(_ _ )m





しばらくすると、だいちがわたしのところに来て「寝技だけなら出来そう…」と言って来たから「じゃあ、先生に言ってやらせてもらいな」と言い、会長の先生がだいちのところに来た時に自分で伝え寝技から練習に参加することが出来た。





最初は寝技だけの練習に参加するつもりだったみたいなんだけど、そのまま乱取り練習までやれ、結局最後まで練習に参加することが出来た。





練習にちゃんと参加出来たことで本人も満足そうだった。帰ってからご飯を2杯も食べ(行く前にチャーハンを一人前食べてるのに…)寝る前には「今日、だいち柔道頑張れた!」と嬉しそうに話した。





だいちに「M先生(会長の先生)好き?」って聞くと「うん。怖いけど好き。怒られても何か嬉しい…だって、だいちのこと思ってくれてるから怒ってるんだもん」って。





だいちの『行きたくない、やりたくない日』は今までもたくさんあった。でも会長の先生が来ているときは声を頻繁にかけてくれたり、誉めたりしながら上手に練習に参加させてくれて、最後には今日の練習楽しかった~」と笑顔で帰る日も本当にたくさんあったんだ。初試合決定の時にかけてくれた言葉でだいちは1ヶ月半、目標を持って真剣に練習に取り組むことが出来たし、先日の出場者を決める2年生の試合の時も負けただいちを誉めてくれ「負けたけど、先生が誉めてくれたから嬉しかった」と自信を持たせてくれた。2回目の試合でも負けてしまった後には「先生はだいちがよく頑張ってるからを黄色帯にしようと考えてるんだ!他の先生も賛成だって言ってたぞ!だから頑張れ」と声をかけてくれた。





会長の先生はだいちにとって恩師となる存在ではないかとわたしは感じる。本当に今、辞めさせてしまっていいのだろうか…。これから先、こんなにだいちのことを考えてくれる先生と出会えるのだろうか…