8月8日、早朝に目覚めると予報通りの雨と風。
人の居ない七夕会場撮影を諦めて8時台の新幹線で帰京。
このまま北上しての旅も良かったのですが、台風が相手ではね。

私の中でささやく誘惑の声。
「折角だから、仙台発のグランクラス乗っちゃえば」
乗っちゃいました。

一昔前の国際線空路ビジネスクラスシートといった感じ。
中央の肘掛けが微妙に使いづらい。

リクライニングは3関節で、現在のJALなんかだと、プレミアムエコノミーと同じ。 構造も同じでした。

航空機を意識した座席と室内。
航空機は揺れる場合があるので、BOX式の荷物収納ですが、新幹線では必要ありません。 デザイン性は良いのですが、出し入れが面倒。

大宮-盛岡間開業35年。
あの日から東北が大きくかわりましたね。

誰もいないグランクラス。。。
予約の段階から判っていましたが、どの時間帯でも、だれも居ない。。。
片道のグランクラス料金があれば、ちょっと足して往復グリーンの方がよっぽどいい。 JR的には、考えた方がよいですね、値下げすべきです、たいした付加価値ではないので。

仙台に別れを告げて。

蒸し暑い上野に到着。

早く帰ってきてしまったので、上野で散歩。
台風一過で蒸す東京では、動物園は辛いから美術館にしようか。

そして動物園右隣の東京都美術館に避難です。

北の空にはまだ暗雲が残っている午前10時30分。

シンボルの球体には、南側に広がりつつある夏空が写ります。

「ボストン美術館の至宝」
ゴッホの「ルーラン夫妻」がそろって来日というところが宣伝ポイント。

もちろん特別展エリア撮影禁止です。
仕方がないので、現代印象派の巨匠がデジタルで描いた作品を掲載します。 「間違ったシャッターが切り取った上野の熱気と緑のリアリズム」

お食事。
東京都美術館内レストランミューズでちょっとだけ贅沢なお昼。
桃の冷製スープ。
桃の香りと味が生き生きとして喉を潤してくれます。★★★

落ち着いた店内。
美術館内のレストランとしては、広い。

ランチ ¥3,500円
左側のローストビーフの人肌の暖かさと柔らかさ。 ソースの塩気が押さえられていてシナモンと思われる香料が僅かに広がるところがいい。
右に控えし海老(の何とか。。)も、鼻孔に抜ける海老の香りがしっかりしていて素晴らしかった。
ライスではなくパンがお勧め。 残ったソースをパンに付けて召し上がれ。

ここの経営は上野精養軒らしい。
食後のアイスティーも「業務用インスタントではないな」と勝手に悦に入る(実際は判らない)。

仙台から、上野の美術館を見てちょっとだけ贅沢なランチするためにグランクラスでやって来ました的な、家内には絶対納得がいかない夏休みであります。(まぁいいか)
8/8撮影@仙台&上野