教授の熱い(というか痛い)視線に負けずに話し続けました。
説明後教授からは、
「あなたの見ている方向や、これからやろうとしていることはすごく正しい。しかし客観的なデータが揃えることが必要ですね。」
と言われました。
客観的なデータ。多分それは言われるだろうとは感じていました。
要は医学的検証に基づいたデータを揃えなさいという意味である。ただそれには時間と膨大な費用がかかるという現実もある。
しかし現場では、改善して喜んでいる人が沢山いるのも現実である。
現在俗に言う”特保”(食べ物で最近熱心に宣伝しているいわゆる国の健康食品に関するお墨付きのような物)に認定してもらうのに約2億かかると言われています。
それだけ臨床試験や研究データの分析やそれに伴う人件費等々がかかると言うことです。
その認証を得るのに2億かかっていたら、小さいメーカーではとれません。実際にはとれる位、体にとって良い食品でも大々的に売れることが出来なければとれないんです。
つまり良い物でも大手の商品にしか特保マークは付かないんです。しかもお客さんは、との特保マークで商品の優劣を見極める傾向にあるのです。
医学の世界でもそうです。
例えば花粉症に効くという認定を受けた薬は(実際には効かなくても)、花粉症に効くと堂々とかけます。しかし薬事法の認定が受けれない物に関しては、実際に沢山の人が治ったと言っても花粉症に効くとはかけません。
でも本当に効くというのなら、
何故毎年花粉症の人は増加しているのでしょうか?
何故シーズンを通して苦しい思いをしているのでしょうか?
何を根拠に花粉症に効くと認定しているのでしょうか?
このように本当に良い物が本当に必要としている人に届いてない。届けやすくなっていない現実があります。
玉石混合の状態の中から、安心して選ぶためには客観的なデータが必要になるのは分かります。ただそれ一辺倒になると、これまた過信という名の弊害が出るという現実があるのです。
ただどうしても越えなくてはいけないハードルである以上、必要としているお客様のためにも何とか臨床データをとっていき、より多くの私どものサービスを本当に必要としているお客様の元に届けられるようにしていきたいと思います。
その為には、臨床試験に協力してくれる公的機関や、代替医療に関して積極的なお医者様等々様々な情報が必要となってきます。
もしも皆さんの中で知っていることがあれば教えて下さると幸いです。
最後に教授は、「主観的にはこれが本物であると言うことはわかります。だからこそ客観的なデータを揃えて来て下さい。その時にはいつでも時間を取っていつでも協力しますよ。」
予算と時間という高い壁を乗り越えるためにも頑張ります。