猫と暮らしている方々も、暮らしていない方々も、こんばんは〜(*´∇`)ノ
今夜はクロピと出会う前の自分を振り返りつつ、クロピとの出会いを綴ります。
当時の猫との関係は、ご近所の飼い猫さんを撫でさせてもらったり、道端で会う野良ちゃんに熱い視線を送ったりする程度だった。
何年も付き合っていた彼と別れ、その数ヶ月後に父が急逝した。ここで心折れてちゃ元彼にも父にも顔向けできないと、がむしゃらに働いた。
前から気になっていた自然保護団体にも参加し、週2ペースでボランティア活動をしながら自然保護について勉強するようになった。
「すごいバイタリティですね!」
「さつきさんには、いつも元気をもらっています」
等々、お客様からは有難いお言葉をいただいていた。
当時の私はエネルギッシュだった。A10神経系の脳内ホルモンが大放出されているんじゃないかって思うくらい。
でも、実際に大放出されていたのは甲状腺ホルモンだった。
私はいつの間にかバセドウ病に罹っていた。
バセドウ病が発覚したとき、絶対安静を主治医から申し渡された。
チウラジールとインデラルのお陰で静かすぎる生活から解放されたけど、父の一周忌が過ぎても寂しさは癒えなかった。
そんな時期に母が交通事故に遭った。
家族が交通事故に遭ったのは初めてで、命に別状はなかったけど毎日病院に通いつめた。
ある日、疲れ果てて夜遅く帰宅すると、玄関の近くに小さな黒い姿があった。
「あっ、猫だ!可愛い♡おいで〜」
しゃがんで手を差し伸べると、「ミャーン」と甘えるような声で返事をしてやってきた。
仔猫というには少し大きい。だけど、無邪気に手にじゃれてくる。
それがクロピだった。
母の元から遅く帰ると、たいてい自宅前の道にいて、呼ぶと走ってきてくれる。
缶詰もカリカリも、何もあげない私と一緒に遊んでくれた。
周りにはいろんな地域猫や野良ちゃんがいたけど、相手をしてくれる子はいなかった。
クロピだけが私と会うたびに相手になってくれてた。
何の見返りもないのに。
人生激動のとき、小さな可愛い友達ができた。
クロピには、その存在そのもので助けられていたと思う。
そう、クロピは私の恩人(恩猫?)でもあるのです。
そんな小さな友達は、やたらと家に上がり込みたがり、月齢6ヶ月の当時は玄関まで、月齢9ヶ月にはリビングまで上がり込むようになりました。
その翌年には雨宿りにきたり、2歳になった頃には泊まっていくようになり…当時を思い出すと懐かしいですね(´▽`*)
ちなみにバセドウ病はクロピと出逢って数年後に、無事寛解しました。再発もしていません。
(蛇足ながら今の彼はクロピを溺愛していて、黒猫グッズを集めています笑)
写真を撮ろうとしたら噛まれたので、先月撮ったものを。記号のような姿のクロピです。L字型?
