我が家の黒猫のクロピと出会ったのは、月齢6ヶ月の頃。
当時は23時以降に自宅前に出ないと会えない、というレアキャラぶりでした(ものの1ヶ月でレアキャラではなくなったけど笑)
その町の界隈の黒猫率はかなり高く、次いで白黒猫が多かった。
そのほとんどが長年その町のボスだった猫さんの子孫なのでした。
ボス猫さんはシンメトリーな八割れの白い顔にグリーンアイ、腹部は白く、尾は長く黒く、四肢は黒いのに先だけ白いという完璧なタキシード猫!
外見の格好良さや愛らしさに加えて鳴き声も甘く、猫さんの女子だけにとどまらず、近所の人々も魅了するほど。
かのタキシード猫さんがボスだった当時から、町内では地域猫活動が盛んでした。同時進行でタキシード猫さんは、子孫繁栄に励みーー増える猫、拾われる仔猫たち、TNR活動、よそから来たビビる雄猫たち、と当時は賑やかな猫の町でありました。
飼い主の隣人は「病気でもないのに体にメスを入れるのは嫌だ」と去勢を拒否、猫さんの糞尿被害に遭っている近隣の方々の批判も浴びました。
だけど、猫好きな人々が多かったのもあり、猫を飼っている人も飼っていない人も猫の糞を見つけたら掃除し(犬の糞も)、ご近所の猫さんを見かけたら声をかけ、みなさん和気あいあいと暮らしておりました。
数年前に自治体の条例で猫の完全室内飼いが決定され、その町でも外で見かける猫さんは激減し、街角の風景は一変しました。
その甲斐あって猫さんの交通事故死数が激減したので本当に良かった。
クロピの高祖父はかのタキシード猫さんです。
数年前に19歳で虹の橋を渡りました。雄にしてはご長寿!天晴れです!
よく似た子の画像をこちらからお借りしました↓
高祖父のタキシード柄の名残は、お腹に2つある白い部分とグリーンアイ。
タキシード猫さんの飼い主さんは「うちの子の曾孫や」と、クロピを可愛がってくれました。
そういうわけで、わたしは白黒猫さんも大好きなんです(*^^*)
あのタキシード猫さんが子孫を残してくれたお陰でクロピはこの世に存在しているのだから。
ご先祖様でなくても白黒猫さんが可愛いことに変わりはないんですけどね(*´艸`)♡
