珍しく東京人ぽいことをしてみます。先日放送されたマツコの知らない世界ではバゲットの世界が特集されておりました。

当方、米農家の生まれなので基本的にパンには興味が薄いんですけども。世界大会「モンディアル・デュ・パン」日本人初の総合優勝それも2連覇の猛者がなんと群馬県出身で、高崎のプレハブ小屋から店をスタートし、言うまでもなく群馬産小麦を使用してこだわりの手ごねバゲットを作っていると聞いたらさ。

馳せ参じるほかないじゃない。

▲Comme'N TOKYO(こむんとーきょー)
九品仏駅を出て左を向くと、もう見える距離の好立地。自由が丘からも歩いて10分くらい。
おシャシャシャでスタイリッシュな入口。
平日の昼過ぎの訪問ゆえ、5分も並ばずに済みました。
一歩、店内に入るとこんな感じ。
奥の厨房で職人たちが粉と戯れてるライブ感が、必要以上に購買意欲を刺激してくる。演出が憎い。



欲しいものを口頭で伝えて店員さんに1個ずつトレーに載せてもらうケーキ屋さん式オーダースタイル。ゆっくり吟味するのは難しい雰囲気だなぁ。並んでる間に大体決めておくのがいいかも。
オーダーが終わると番号札を渡されて、会計列に並ぶ。
▲AI画像識別レジが導入されている…!
パンが載ったトレーを専用の台の上に置くとAIが種類と値段を一括で識別して、瞬時に会計を算出する仕組み…と見た。
パンって個体差も大きければ形状の類似性も高いし、焼きたてからの劣化は避けられないし、精度を上げるためのデータ蓄積にどれほどの労力を注がれたんだろうと目頭が熱くなる。
しかしこれなら人は袋詰めに専念できるし、商品知識に乏しい新人もレジに立てるし、回転率も上がるよね。
袋代ケチらなかったの褒めて欲しい。(←動物病院でもらった素っ頓狂にポップなエコバッグを出す勇気が出なかったともいう。)

パンの香りを抱きしめて帰る1時間が幸せだった。


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【購入品一覧】ミルクフランス×2、バゲット・ア・ラ・マン、プルーンオランジュ、りんごとクルミ、瀬戸内レモンと鳴門金時のブリオッシュ
食感が異なりそうなものをチョイスしたつもり。

▲バゲット・ア・ラ・マン
群馬県産小麦と玄米粉を合わせているらしい手ごねのバゲット。パリッと硬い外皮、中は艶々・すだち良く、むちぃっと奥歯が喜ぶ噛み心地。
この酵母の風味、言い方良くないけどキノコくさくてすごく好み。
▲ミルクフランス
バゲット生地とクロワッサン生地を合わせる洒落技が効いた逸品。軽くリベイクした。ザクッとむちじゅわ。自家製ミルククリームがほっぺ飛んでくほど旨いし、塩が効いてるのも泣かせる。
そのほか、りんご×クルミは水分をアーモンドミルクのみで仕込んでいるとかで、なるほど風味が…、いや全然わかんないよどうしよ。オランジュは水分量の多いリュスティック生地で至福のもちもち感。
ブリオッシュは紅茶葉入りで鼻がスースーするくらい香り強め、夫が気に入っていた。
手ごねバゲットウマーーーーー。犬にも好評。

次は惣菜系の創作パンを攻める予定。
近くにComme'N GLUTEN FREEなるグルテンフリー専門店も出してるらしいから、こちらも要チェックといきたい。