練馬北町は夫と入籍前後に少しだけ住んでいた思い出の地。東武練馬駅と平和台駅のちょうど中間くらい、自衛隊練馬駐屯地の朝礼ラッパが聞こえる距離の新築マンションに入居したはいいが、誰も住んだことの無いまっさらな状態にも関わらず、既にドアが歪んでおり、風呂の壁は扉の開閉の風圧で浮き、雨の日には全館の外廊下の電気が点かなくなるので夜中の帰宅時にはスマホのライト頼りに部屋を探し、宅配ボックスは万年故障中等々、何も管理されてないのに臨時管理費の徴収とは何事か!とぷりぷり1年足らずで退去を決めた残念な記憶がこびり付く練馬北町。いや練馬北町なんっも悪くないけど。治安良くてイオンもヤマダ電機も近くにあって環境は最高だったよ。

きのう、久しぶりにこちらに用ができたので、夫を誘って気になっていたカフェで昼食を摂ることに。

「檸檬堂」

open11:00~close18:00

定休日は日月火

the民家カフェです。

横に自転車5〜6台はとめられるスペース有り。

清潔感ある引き戸の入口。好きだ。

お邪魔してすぐに目に入る光景。おフランスの塩とか焼き物とか、そういうの。わたくしにはとんと縁がないオシャレな小物のディスプレイが眩しい。

13時すぎに伺ったのだけど、満席。しかし運良く10分ほどの待ち時間で済みました。

窓際の席からのぞむ景色が良き。手入れされた木々が目に優しい…気がする。


メニューを開きましょうねぇ。

ベテラン世代のお姉さん2人で切り盛りしてらっしゃる様子で、選択肢は少なめ。その分凝っている。

わたくしも夫も看板メニューの「ホタテとエビのクリームコロッケと焦がし醤油の唐揚げランチ」を注文。夫はごはんを大盛りに。

お水のお代わりはセルフです。(最初の一杯は運んでくれる)

あら美味しそ。

小鉢はひじき煮とポテトサラダと甘酢漬け。

クリームコロッケ、柔らかくてとろっとろ、箸から零れ落ちるほど。とっても濃厚なトマトのソース(練りからし的なぽってりした舌触り)がよく合いまして、ホタテもエビもゴロゴロ、旨い。から揚げは家庭的な懐かしい味。

ひじき煮もポテトサラダも、全体的に味付けは甘め。非常に好み。ご飯は大粒でピッカピカでもっちもち、米農家の子としては嬉しい。味噌汁の具はえのきと人参とネギと豆腐。少々煮詰まってる感じもまた最高に旨くて、あ"~と親父みたいな声が出てしまうのだった。

せっかくだからデザートも食べよう!という気分に。

夫はシフォンケーキ、わたしはとろける黒ごまプリン。

ふむ。これは自他ともに認める馬鹿舌のわたくしの主観で語る感想だが、プリンの食感は柔らかくてちゅるっと喉越しもよくて超好きなタイプ。味は好みが別れると思う。甘さ控えめながら濃厚な黒ごま感。上にかかってるミルクは何かフルーティーな酸味が加えられていて(何の味ですか?と聞いたのだけど企業秘密とのこと)、これが濃いめに仕立てられた黒ごまプリンの、ゴマ特有の風味の奥にいるえぐみを押し出してきてオゥ。食べ進めるごとに気持ちがブルーになっていく。普通のミルクだったら美味しかったかもしんない。夫の食べたシフォンも、バターたっぷり使用が売りだったけれど、クリエイターのこだわりが裏目に出ちゃったかもーーーーな仕上がりだった。


料理が美味しかったから期待し過ぎちゃったかしら。

でも今度はチキンカレーを食べてみたいなぁとメニューブックを再びパラパラとする食後。お一人様の若い女の子が食べてたの、美味しそうだったから。


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おれ留守番だった!お土産もなかった!もう知らない!(怒)