先月の話ですが、数年ぶりに上野に降り立ちました。

国立科学博物館の特別展で古代エジプトミイラのCT画像が拝めると聞いたら最後、元ヤブ医者の血が暴れだしまして。

これはグロ系が苦手な夫とは決して共有できない趣味ですし、小僧を置いてきた罪悪感に苛まれながら出かけるのは嫌なんで、1人と1匹仲良くお留守番してもらいました。珍しくおひとり様の時間です。フェッフェ

▲駅前を撮るとか完全におのぼりさんテンションですが、これでも都内在住歴干支一回り

相変わらず薄汚れているなぁとジャイアントパンダ像を横目に、上野恩賜公園へ

 

あ、これこれー

平日だし日時予約制だし空いてるだろと思って行ったら意外とワラワラ。後ろから鑑賞を急かされる。いやいや、あんたら、チケット代2100円の元を取らねばと塵一つ見逃す気のないわたしをそう簡単に押しのけられるとでも?(典型的な図太いおばさん)
 

さて本題のミイラのCT画像は3Dで非常に品質は良かったのだけれど、診察目線で見ると物足りなさを感じた。そりゃミイラって内蔵全てをえぐり出して作るから軟部組織の病変痕とかそういうのは期待しちゃダメだったのよねぇ~。その足元に布に包んで詰め込まれてるらしき塩漬けの内蔵が見たいんだが…!と不完全燃焼プスプス。

絶対機会に恵まれることはないけれど、一度思い切りミイラを嗅いでみたい。田舎の家の玄関と野良ねこの排泄物と古漬けを足して3で割ったニオイを想像してるけど、どうなんでしょう。

そういえばミイラにされる人は支配層、だけどもミイラを作る方の人の社会的地位って未だに明らかになってないらしい。神職のひとつとは言われてるものの、現代でいうところの納棺師じゃんか。

さほど雇用ハードルは高くなかったのではないかと思ってる。鼻から木の棒突っ込んで脳みそ掻き出すとか高貴な神経してたらゲロゲロゲーでしょやりたくねぇでしょエンゼルケアが聞いて呆れるでしょ。ねえ?

▲撮影可スポット

ロゼッタストーンの複製とエジプトの主要遺跡マップ

 

学生の頃、若さで乗り切ったエジプト一人旅の記憶に思いを馳せた。ギザのピラミッドにアブ・シンベル神殿にハトシェプストの墓にと力任せに色々行ったはずだが、思い出すのは何故か食い物の事ばかり。ハンハリーリバザールで鳩焼いたの食べたら案の定腹壊したなぁとか、ルクソールの安宿で朝飯に出てきたパンが出土品かと見紛うほど黒くて固かったなぁとか、モロヘイヤのスープは完全にガストのランチについてくるスープバーの味だったなぁとか。

出た出たツタンカーメン王の黄金マスクの複製

はいはい金細工すごいすごいキンキラキンキンキラキン(棒読み)

 

と、2時間ほど古代空間を堪能して、銀座へ移動する為に東京メトロ銀座線の電車へ乗り込む。

▲上野駅ホームのホームドアはパンダ柄

べ、別に目の前でドアが閉まって悔しかったから撮影したわけじゃないんだからねっ////

 

ちなみに銀座は群馬県のアンテナショップぐんまちゃんちがお目当て。「群馬県民手帳」を買いに参りました。

実は9月に仕事で初めて群馬を訪れて以来、たった1日ですっかり群馬の魅力に取り憑かれ、ニワカながら群馬愛爆発中。群馬県産の食材を積極的に購入し、ぐんまちゃんのくそつまんないアニメも1話目からかかさず観ています。高崎市全面協力の単発ドラマ「農家のミカタ」もぬかりなくチェック済み。群馬に移住しようかと夫と結構マジに話し合って資料請求、そして近々移住相談窓口ぶっ叩く予定です。←

ちなみにぐんまちゃんちで手帳を購入したその後は即、逃げるように帰路につきました。都会コワイ。

▲群馬のベストセラーなる群馬県民手帳2022年版と、めっちゃ不機嫌な小僧

表紙がリバーシブル仕様になっていたので、ぐんまちゃんデザインに変更~!と浮かれる母に注がれし冷たい視線。…そんなに怒るほどお父さんとの留守番は楽しくなかったのかい?(^ω^;)

しかしこの手帳には温泉マップ等の便覧、統計資料、県内の専門機関等の所在地名簿、郵便番号一覧…など群馬県民の皆様のお守りとしては十分の情報量!県外者としても、道の駅のアドレスをぱっと知れるのは非常に有益です。

 

手帳が使えるのは12月から。待ちきれない気持ちをおさえつつ。楽しい予定をたくさん書き込めるように、仕事頑張ります。

 

 

ps.このあと小僧には全身マッサージをしながら30分謝り倒してやっとご機嫌が治りました。やれやれ。