わたしと夫はいわば、交際ゼロ日婚です。
仕事関連の会合で第三者を介して出会いましたが、わたしは夫のその類まれなる才能に満ち溢れたパンダボディに一目惚れ。
デブにも色々種類がありますが、こんなに自分の理想にフィットするルックスのデブ初めて!とトキメキがとまらず、医療従事者という立場を最大限に利用し、介護現場の実態に興味があるというもっともらしい理由をつけて夫をかどわかした池袋。
西口ミスドの2階の席で、ドーナツ3つと苺のかき氷をむちゃむちゃと色気の欠片もなく詰め込みながら「あ、私、君と結婚しそうな気がするわ。」と何かのついでのように口説きました。変態です。
その後、数回、健全な逢瀬を重ねて細かい価値観などを口頭尋問で確認した後、「あ、じゃあ、結婚するってことで。」とレクリエーションの企画書まとめるくらいのノリで入籍して今に至る。
初対面から2ヶ月での突貫結婚ですから、半年もてば御の字と当人同士すら端から期待はしていなかったというのに、うっかり丸3年も経過しておりました。本日より4年目に突入です。
いつ何時に醜い泥沼離婚劇を繰り出すやらは分かりませんけど、幸い今んとこはお互い遠慮なくブリッと屁をこき合い、その音の質や臭いを評価してはガハハと笑う間柄に落ち着いています。
それはそうと3回目の結婚記念日は誰が言い出したのか革婚式というらしく、革製品を贈り合うと良いとのことですが、我々の身の丈に於いては鶏皮ぐらいが無難なところと判断しました。
程々にまた1年仲良くやれるといいですね。