わたしの兄は物心ついた時から海外志向の強い奴で大学時代から米国で生活しているのだが、今更ながら、ついにコロナに罹ったらしい。ファー。幸い今ん所、超軽症状で自宅療養をしているとのこと。

そんな兄について弟と、心配より先に「アレ万が一死んだらどうする?日本の墓に納まる気あんのかね?」と至極現実的な話になったので、こればっかりは本人に聞いておこうとメール。

するとこの期に及んで、〝オレはアメリカ人になりたくて日本を出てきたんだから死に方もその後もアメリカンでいくよ当たり前だろ〟と、くっそきもいことぬかしてきたので、遠慮なく向こうで無縁仏になってもらう所存です。せめてもの情けで特殊清掃が必要にならないように、アパートの管理会社の連絡先だけは聞いときます。


コタおじちゃん、はやく良くなってねぇ_(・ω・_) _)ノシ


ちなみに両親はとっくの昔に召されてるので、秋田の田舎に残っているのは昭和一桁世代のシャカリキじじばばと叔父と猫と犬とオウムだけ。

兄がコロナに感染したことを弟が電話で祖母に伝えると、腹抱えて笑い転げたあと「んだ、あいつ死んでまったら葬式なんとせばいなだ?キリスト教になったんだっけぎゃ?土葬だが?めんどくせぇ」と二言目には縁起でもないことを言い出したらしいから、血は争えねぇなぁと思いました。←


極めつけは、叔父が兄に「メメントモリ(笑)」とメールしたそうなんですが、実はわたしも一字一句違わず同じ内容を送り付けていたので、いやほんとにまじで想像以上に血って争えないんですね。シャーデンフロイデ体質は間違いなく遺伝です。後三年の役に参加した武士嫡流の家系とは思えません。


ああ話が逸れました、兄には色んな意味で頑張って生還して頂きたいものですね。お見舞いに日本のエロ本でも送ってやります。