スナック菓子大手の湖池屋は8日、年内にもタイに進出することを明らかにした。
「カラムーチョ」などのスナック菓子を試験的に販売する計画。
同社の海外展開は台湾に次いで2カ国目で、少子化で国内市場が縮小する中、新興国での事業を強化する。
「カラムーチョ」は台湾で2004年から販売し、ここ2年間は売り上げが2桁増のペースで伸びるなど好調なため、タイでの販売を決めた。
小池孝会長は「アジアでは辛めの味付けが受け入れられている」などと手応えを口にしており、中国や東南アジアでの展開も視野に入れる。
台湾では、地元食品メーカーと業務提携、定番の「コイケヤポテトチップス のり塩」も販売している。
スナック菓子メーカーでは、カルビーが米国や中国、タイ、シンガポールで「かっぱえびせん」などを展開、海外事業を強化しており、湖池屋も今後、資本.業務提携した日清食品の販売網活用などを検討する。