ちょっと間が空いてしまいましたが、前回の続きです。


2018年4月1日。

この日、改正労働契約法で定められた無期労働契約への転換が
初めて可能となります。

派遣と何の関係が?って方もいるかもしれませんが、

改正労働契約法の無期労働契約への転換というのは

【有期労働契約が繰り返し更新され、
 通算5年を超えた場合、労働者の申し込みにより、
 無期労働契約に転換できる】


というもの。


有期労働契約なのでもちろん派遣社員も対象。


この改正労働契約法が施行されたのが2013年4月1日というわけで、
1番早いケースでは施行日から5年経過する2018年4月1日に
有期から無期へ契約の転換が可能となるのです。


長期の派遣社員を抱えている派遣会社はこの2018年4月1日を
ターゲットに動くと思われます。


一見すると長期派遣社員には有利にも思えますが、
逆手に取られれば5年を超える前に契約満了=雇い止めになるわけで、
改正派遣法施行後、満3年となる2018年9月30日よりも前に
仕事を失う可能性も出てきます。


クビ(雇い止め)のリスクを冒して無期労働契約への意向を伝える
労働者がどれほどいるのか・・・。

むしろ黙ったまま有期契約を更新していくという人が
圧倒的に多いのではないでしょうか?


非正規労働者の安定雇用を・・・なんて言ってますが、
どんどん働き難くなっていく状態です。


これを機に【働き方】について改めて考えてみる必要がありそうです。