昨年の9月末に施行された改正派遣法。

今までもちょいちょい派遣法は改正されていましたが、
今回の改正はかなり大掛かり。
派遣社員にとっては死活問題ということもあり、
私も目下、懸案事項であります。

が、いかんせん、大掛かり過ぎて派遣会社も対応が追いついていない・・・
というのが実情かと。

ひとまず【続報待て!!】状態でしたが、
先日、ようやく?派遣会社より説明会がありました。


私達、派遣社員に直接関わるところをざっくりまとめると下記のようになります。

○派遣期間は同一派遣先の同一組織単位(課)でMAX3年

○派遣期間3年経過後は以下4つの方法から次の就業先を決定
  1.派遣先に直接雇用
  2.派遣元に無期雇用
  3.別の派遣先へ
  4.その他


今まで専門26職種に該当する業務に就いている人は同一派遣先の同一組織に
無期限で派遣されることが可能でした。
3ヶ月や6ヶ月の契約期間はあるのですが、それを更新更新・・・で実質無期限。
なので、同一派遣先の同一組織に派遣されて既に10年以上って方もいるのでは?

ところが、今回の改正でMAX3年までと決まりました。
専門26職種であろうがなかろうがMAX3年。
3年経ったら問答無用で次の就業先いかなければならない・・・というわけです。


次の就業先を決定する際に4つの選択肢があるわけですが、

1の派遣先に直接雇用は正直、かなりハードルが高いです。
派遣先が直接雇用に乗り気であれば良いのですが、
直接雇用できるなら、そもそも派遣なんて使わないでしょう。
中途採用で派遣を直接雇用するくらいなら、
新卒を取って育てるって会社も少なくありません。
また、例え派遣→直接雇用となったとしても
その形態は必ずしも【正社員】とは限りません。
あくまでも直接雇用であれば良いので、契約社員、アルバイトという可能性があります。


2の派遣元に無期雇用は派遣会社に雇用されるということになります。
派遣会社の社員となるわけですが、そこから派遣先に派遣される場合は
無期限で同一派遣先の同一組織に就業することが可能です。
常用型派遣と変わらないかなーと。
派遣会社の社員として派遣会社の仕事をする・・・ってことも無きにしも非ずですが、
可能性としては低いと思われます。
派遣会社もそんなに社員を抱えるわけにはいかないので、
無期雇用とする条件は厳しくなる・・・と推測されます。


3の別の派遣先へは別の派遣先へ行くことはもちろんですが、
同じ派遣先の別部署といったものも含まれます。
次の就業先を決める場合、この別の派遣先に行くというのが
1番可能性としては高いかと思われます。

特に長期で多数の派遣社員を受け入れている派遣先の場合、
派遣社員をローテーションさせるんじゃないかなと。

Aさん:経理 Bさん:総務 Cさん:物流 だったら、
Aさん:総務 Bさん:物流 Cさん:経理 みたいな感じ。

いきなり派遣が多数も辞められると派遣先も困る、
仕事が無くなる派遣社員も困る。
これを解消できるのがこの方法なんですよね。
はっきり言って、どーなの?コレ??とは思いますけどね。

4のその他はよく分かりません。。。
前述の3点以外の方法ということになりますが、
私が所属する派遣会社からは明確な回答はありませんでした。

 
MAX3年の期日が1番早く来るのが2018年9月30日。

・・・なんですが、その前に注目しなければいけない日があります。

それは2018年4月1日。



これについては長くなったので次回upしたいと思います。