Hard Off のネットモールで見つけた Greta
2W ながらフルチューブで、意外と評判も悪くなかったよーな。
最近見かけなくなったなぁと、眺めつつ。。
この音は普通の人はそぉ思うよなぁ、と頷きつつも気になりだし。。
ポチってしまいました。
そしたらお店から携帯に電話が入り、
「発送前に点検したら問題が見つかりまして。。」
「VUメータの動きが鈍いのと、2つあるLEDライトの片方がたまに消えます。」
「あと、一応真空管アンプなんですが、音が極めてガッカリです。」
「それでよろしければ、ジャンク扱いでお値引きしますが、いかがしましょう?」
16,500円(税込)
アラ?ちょっと面白そう。
「質屋で見つけたレアなミニアンプ」という発売時のキャッチコピーにも何となく合うんじゃない!
かなりお買い得価格になったし。
「それで結構です!発送お願いします!」
で、届いたのがこちら。
予想に反して「美品」です。
ってことだったけど、スピーカーグリルに若干くすみがある程度。
電源入れるとVUメータのLEDはちゃんと光ってる。
音出してみると、チープではない。。意外に綺麗。。てかYoutubeで見たより全然歪まない。。
あれ?真空管弱ってんのかな。。
ガッカリな音ってこのことか。。
でもしばらく弾いてると、、
消えた。。
電源切って一旦休ませてから使うとちゃんと点灯します。
熱で弱ってるか、不良部品かな。。
あと、たしかにハリがほんのちょっとしか振れない。。
とりあえず開けてみましょう!
この時点で音に元気がない理由が判明!
プリ管と出力管が入れ替わって挿さってます。
プリに 12AT7 が挿さってるので、半分近く増幅落ちてますね。。
プリには 12AX7、出力に 12AT7 と入れ替えてあげたら、あっさり元気よく鳴り出しました!
ファズな音だけど、10cmスピーカーでコレなら悪くないんじゃないかなぁ。。
あっけなく音の問題が解決したところで、VUメータを開けて見ます。
LED電源のコードが痛んでいて、ちょっと触れたら千切れてしまいました。
前のオーナーも直そうとイジってたんですかね。。
とりあえずコードをつなぎ直して見ると綺麗に光ります。
けど、しばらくするとまた消えちゃう。。
LED交換するしかないな。。
使われているLEDと同じ角形のものがギャレットさんにあったんですが、青色しかない。。
仕方ないので、手持ちの3mmのホワイトLEDで代用することにします。
直りました!
しばらく点灯させておいても問題なし!
残る問題は、振れないハリ。
メータの中を見ると、入力信号を抵抗で受けてます。
カラーコード6本もあって読み方わからないので、テスターで測ると 25Ω。
かなりちっちゃいけど、コレ外したら振れるかな。。
抵抗を通さないとどーなるかテストしてみます。
やはり殆ど変わりませんね。。
回路図で確認すると、VUメーターの前に 680Ω(R22) の抵抗で信号を弱めてますね。
ココを確認するために、アンプを開けてみます。
R22 の値を測ると 680Ωジャスト!
うーん、問題ないとするとメーターの感度が単に悪いのかな。。
R22 を 1KΩ か 500Ω のトリムポットに変えて、メータ入力の強さを調整できるようにしようか。。
そー思って、クリップコードでバイパスいれて、振りに変化あるか確認してみることに。
おー!ちょーど良い!
コードかき鳴らすとほぼ中央、ソロで力を込めると振り切るくらい。
トリムポットいらんな。
基盤外すのかなり面倒なので、ワイヤー押し込んでバイパスしちゃいました。
これで全て解決!
ちなみにプラスチックかと思ってたケースは木製なんですよ。
可愛いピンクレッドで綺麗に塗装されて、なんか手がかかってる気がする。
鉄製の蓋のネジ穴はバカにならないように、ナットが埋ってます。
蓋を閉じる前に、問題が再発しないかしばらく弾きまくりました。




