デジマに掲載されていた画像。
適度に使い込まれたカンジが気に入って、御茶ノ水のお店に見に行ったんです。
店内に見当たらないので、店長さんに尋ねると奥から出してきてくれました。
店長さんのチューニングする音が、試奏用のフェンダーアンプから聴こえてくると、もうグっと来るものがあります。
音は良さそうなので、ネック・フレット・コントロールのチェックを済ませると決めてしまいましたw
ところが、持ち帰って使い慣れた JTM45 につないでみると、かなりのパワー!
自分の期待した雰囲気とはちょっと違う。。
DC にミニハム乗せた時と大分印象が違います。
やっぱり自分のアンプでないとわからないもんです。
PU に怪しさを感じて、出力をチェックしてみることに。。
キャビティの蓋にはシールド用のビニールが貼ったままになってました。
キズつけたくないからでしょうか、貼ったままの人って多いみたいですね。
こうなると、キズより美しくないと思うんですけどねぇ。
蓋とってみると
オリジナルのままのようですが、自分が見た中でも最強の仕事ですね。。
テスターあててみると、フロント15KΩ、リア26KΩ もありました!!
単純に、抵抗値=パワー ではないといっても、DC改造で買ったギブのミニハムは 6、7KΩでしたから、完全別物です。
調べてみると、1990年代あたりからのファイヤーバードには、495R/495T というミニハムが採用されているようです。
単体売りのミニハムはアルニコ2、495R/495T はセラミックです。
しかし8400ターンも巻いているんじゃ、マグネットの違いどこじゃないでしょうね
でも、これはこれで 90年代以降のタイプのアンプには使いやすいのかも。
独特のツヤや粘りもあって、JVM あたりのマーシャルで歪ませてもリッチな音が出せそう。
高中域にコントラストがあるところは、ミニハムらしいですね。
時代のアンプにあわせたミニハムなのかもしれません。
低域も細すぎることもなく、バーストバッカーよりもハイパワーで、フロント+リアのミックスも楽しめます。
ハーフトーンで歪ませた場合、フロントのボリュームを2くらいまで下げても、リアがハイパワーなので歪みがあまり落ちることなく、トーンだけが変化する印象があります。
これがすごく面白くて、ハーフトーンのまま何時間も弾いてましたw
フロント2+リア10でバッキング、ソロでフロントのボリュームを好みで上げてやるみたいな。
テレキャスで似たようなことをやるんですけど、テレキャスよりもっと自然に変化します。
これが本当に楽しいw
とはいえ。。
捨てがたくはありますが、基本のトーンが期待したニュアンスではないので、一度アルニコ系の PU に交換してみることにしました。
もう一つ交換理由があって、カバーやエスカッションがクロームなんですよね。
綺麗なんですけど、やっぱり無骨なニッケルにしたくってw
ネットでいろいろ探した結果、オーストラリアの工房さん(D'Urbano magnetics)が作られてるものにしました!
(オレオレSSLなので、購入は ebay などの通販ネットを使ったほうが安全です)
アルニコ5らしく荒ぶれる感が素晴らしい!
こちらはアルニコ2で若干マイルドです。
値段が手頃で音も良さそうだし、グリーンニッケルのルックスも気に入りましたw
ニッケルのエスカッションと合わせてアルニコ5の PUセットをオーダーしました。
手元に届くのが楽しみです!