セッションライブでアコギを弾くことになり、ピックアップをつけることにしました。
選んだのは一番自然な音が出そうに思えた、L.R.Baggs Lyric です。
プロ・アマ問わず評価の高いPUですが、ハウリングに弱いのでバンドで使うには厳しく、弾き語り向きとの意見もあるよーです。
でも、ピエゾはどうも苦手だし、マグネットタイプも見た目に抵抗があります。
それにマイクタイプのPUは使ったことがないので興味もあってこれにしました!
ブリッジ下に取り付けるマイク、エンドピンに取り付けるプリアンプ、ホールに取り付けるボリュームコントローラ、電池ポケットの4点で構成されてます。
まずはプリアンプから作業にかかります。
ギターの内部からエンドピンの部分を覗いてみると。。
赤いプラスチックらしきネジ受けがありました。
タイトボンドでしっかり固定されてようなので、コイツごとドリルで穴を開けてプリアンプを取り付けます。
外側はこうなります。
次はマイクです。
ブリッジ付近のどの位置に取り付けるかで、音が変化するよーですが、初心者なので基本のブリッジ下にします。
ブリッジピンの穴の上にマイクをつけないように、ピンを差し込んでおいて。。
両面テープでしっかり固定できたようです。
続いては、ボリュームコントローラです。
ホールの裏側に両面テープで固定します。
小さな穴は、プレゼンス調整用のものです。
耳かきのような専用のドライバーを突っ込んで調整します。
とりあえずはフラットでw
外からはあまり目立ちません。
最後に電池ポケットをネックのジョイント部分に両面テープで固定して完成です。
アコギ用のアンプを持っていないので、Marshall JTM-1 で音出しテストですwww
JTM-1 のボリュームを控えめにし、完全クリーンにして期待してつないでみると。。。
なんと!ラジオ放送が!?!?!
ギターの音は全くしません!!!
うーん。。。
不良品かな。。。
かなりモチベーションを失いながらも、弦を外して問題箇所の調査にかかります。。
マイクに指を近づけると、ラジオの音量が上がったり下がったり。。。
自分がアンテナになっているようですwww
マイクを叩くと音がするので、どうやらマイク不良ではないよーです。。
となるとプリアンプが怪しいですね。。
プリアンプをギターの外に引っ張り出して筒のカバーを外し、そのままアンプにつなぐとラジオの音が全くしません!!
マイクを叩くとクリアーに「コン、コン」と音がします。
どうやら取り付ける時にコードを引っ張ったりして、どっか断線しかかってるかショートしてると思われます。。
あちこち触ってみると、断線らしき現象はせず、一部の石の上に何か当たるとラジオに変化します。
この石の上にはシールが貼ってあって、これでショートや余計なノイズを拾わないようにしてるのかな。。
かなり精密で敏感な装置のよーですね。。
ラジオに化けないように内部のコードの位置をずらしてカバーを締め、慎重にギターに取り付け直します。
弦を貼り直してアンプの電源を入れると、今度はしっかりとギターの音が出てきました!!
ギターを揺さぶったり、叩いたりしてみましたが、ラジオに化けることはないようです。
ちょっと不安が残りますが、一週間使ってみてもトラブらないので、大丈夫でしょうw
さぁ、肝心の音ですが。
Marshall で鳴らしているにも関わらず、評判通りの自然な音がします。
J-45 そのものの音がスピーカーから出てくるカンジです。
プリアンプのボリュームを上げすぎるとハウりかかるような不安定さがありますが、ボリュームを絞ってもあまりトーンは変わらず音量だけが変化するように感じました。
ギターと相談しながら、良い位置を探れば問題ないかな。
ボディーをヒットする音もちゃんと拾ってくれるし、弾いてるとアンプを使ってることを忘れるくらいです。
まずは満足です!